淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

木々

ハマナス(花)

今年もハマナスの季節が来ました。 春先の黒い枝ばかりの頃はどこにも花芽らし きものは見えませんが、気温が上がるにつれ て葉が出てその葉の間から蕾が現れます。 朝の散歩の時、ハマナスの花はまだ開いてい ません。でも、今日これから咲く準備の出来 た…

ヤマボウシ(花)

6月の山を彩る花はヤマボウシです。 白い手裏剣のような形の花は、実際は花びら ではなく総苞と呼ばれる蕾を包むための葉が 変化したもので、本当の花は中心部の小さな 粒々が集まった部分です。でも、総苞も含め てヤマボウシの花は花なんだろうと私は思っ…

スモークツリー(花)

雨に濡れたスモークツリーは、水滴をたっぷ り含んで重たげに咲いています。 5月は雨がほとんど降りませんでしたが、6 月になったとたん雨続きで散歩もあまり出ら れない日が続いています。朝起きてカーテン のすき間から道路をのぞいてアスファルトが 乾…

ジューンベリー(実)

春に花を咲かせた木々がそろそろ実をつける 季節になりました。ジューンベリーもその中 の1つです。 ベリーの仲間は一斉に赤く実ることはなく、 日当たりや花が咲いた順に熟すため赤い実と 緑の実が混在します。その様子がまた美しい のですが、このことが…

イタチハギ(花)

昨年は開花前に草刈り隊の餌食になって花が 見られなかったイタチハギの花が、今年はま た見られました。 ほとんど黒に見える濃い紫色の花穂を枝先に 何本も付き出してバス通りの植え込みの間に 繁茂しています。昨年すっかり刈り取られた と思ったのにそん…

エゴノキ(花)

今年もエゴノキの花の季節が到来しまいまし た。 真っ白な小さな花がまさに鈴なりといった感 じで咲くこの花は、この辺りでは庭に植えて いる家もたくさんありますが、公園、雑木林 と本当にどこにでもあります。 エゴノキは、落葉小高木です。木の分類は、 …

ツクバネウツギ(萼片)

ツクバネウツギの名前の由来は、花の付け根 の萼片が羽根つきのツクバネに似ていること からついた名前だそうです。 と書くとあれ?ついこの間のツクバネの記事 でもそんなこと言ってなかった?と思う方が いるかもしれません。両者は同じ羽根つきの 道具の…

ノイバラ(花)

園芸品種のバラに先駆けてノイバラの花が、 盛りを迎えています。 ノイバラの花は、1輪1輪は小さく直径2~ 3㎝ほどですが房になって花がつくため大変 賑やかです。ツル性落葉低木なため、周囲の 木々にからまって成長しますが、山野で自然 に繁殖したも…

タニウツギ(花)

初夏の頃は山では白い花を咲かせる木々がほ とんどになりますが、タニウツギは優しいピ ンク色のため少し目立っています。 このタニウツギは、隣りの住宅街へ行く途中 のコンクリートの法面のすき間から生えてい ます。いつからここにあるのかわかりません …

ニセアカシア(花)

フジの花が終わって入れ替わるようにニセア カシアの花が盛りとなりました。 遠くから眺めると両者は色違いの良く似た花 に見えますが、マメ科という点は同じでもフ ジはツル性、ニセアカシアは落葉高木です。 ニセアカシアは、本来はハリエンジュという 名…

マユミ(花)

ようやくまとまった雨が降りました。 このあたりでは、1年を通して雨音が聞こえ るほどの雨はめったに降りません。 久しぶりに屋根や窓に当たる雨音を聞くと、 どこか懐かしいようなホッとする気持ちにな りました。この雨で遅れていたバラの開花も 進むと…

トチ(花)

昨年不作だったトチは、今年は山のあちらこ ちらでたくさんの花をつけています。 なぜ、昨年は不作だったのかわかりませんが 今年はたくさんの花が見られて嬉しいです。 トチの葉は、一見するとホオの葉に大変良く 似ています。私も慣れるまではどっちがどっ…

ツクバネ(雄花)

お正月に羽子板遊びに使うツクバネにそっく りな実をつけるツクバネの木は、これからが 花の時期です。 ツクバネは、雌雄異株なため実をつけるのは 雌株だけです。いつも写真を撮っていた株は 春先に切られてしまったため、今年は少し離 れた場所にある木を…

ホオ(花)

ホオの花は高い場所に咲くことが多いため、 近づいて写真を撮ることが少ない花です。 ところが、今年は公民館の前の雑木林の木が たまたま低い位置に花を咲かせたためすぐ横 からシャッターを押すチャンスに恵まれまし た。 日本自生の樹木の中で最も大きな…

ヒメコウゾ(花)

段々と暗くなりつつある雑木林の林縁でユニ ークな形の花を咲かせているのは、ヒメコウ ゾの花です。 色は暗い赤紫色で顕微鏡で見るウィルスのよ うな形の方が雌花、丸い粒々が集まった球形 のものが雄花の蕾です。雄花は開くと中から 小さな白い花がいくつ…

キリ(花)

今年はなかなか気温が安定しない日々が続い ています。それでもキリの花は、ほぼ例年通 りの時期に咲き始めました。 朝日に映えるキリの花は、少しオレンジ色掛 かっています。ようやく広がり始めた葉はま だ小さく、家紋で見られるような花と葉の理 想的な…

ガマズミ(花)

雑木林の木々の葉もほぼ出揃って林の中は、 すっかり薄暗くなりました。 そんな雑木林のそこかしこで真っ白なミヤマ ガマズミの小花の塊が、目に留まります。 それほど大きくはならない落葉低木ですが、 緑陰の中で咲く集合花は大変目立ちます。 ところが、…

ヤマツツジ(花)

公園や庭園で最も多く目にする植物は、おそ らくツツジの仲間だと思われます。ほとんど は野生のツツジから品種改良された派手で大 きな花をつける皆さんお馴染みの花です。 一方、ヤマツツジは、日本の野生のツツジの 代表で北海道南部から九州の低山でよく…

ヤマフジ(花)

今年も雑木林の木々にヤマフジの薄紫色のベ ールが、掛かる季節となりました。この辺り で一番良い季節です。 ヤマフジのベールが掛かる場所は大抵、日当 たりの良い南か西の斜面です。少し開けた沢 沿いの場所では山の上から水面スレスレまで 花房が下がっ…

シロヤマブキ(花)

シロヤマブキの真っ白な花は、少し薄暗い場 所でもハッとするほど目を引きます。 普通のヤマブキの花が濃い黄色なのに対して シロヤマブキは雄しべの花粉まで限りなく白 に近づこうとしているかのように見えます。 シロヤマブキは、つい1ヶ月前まで枯れ木の…

ボタン(花)

久しぶりに車ではなくバスに乗って出掛ける 途中、住宅街のはずれの庭でボタンの花が満 開なのに気がつきました。 いつもはこの庭の手前で道を曲がってしまう のでここにボタンが植わっていることも気が ついておらず、ましてや花が咲いているころ 前を通る…

カリン(花)

今年は、近所のカリンの花がなかなか咲きま せんでした。 午後からしか直射日光が当たらない場所に植 わっているせいもあるのかもしれませんが、 他のカリンの木は、咲き出しても一向に花が 開きそうにないので心配していました。 カリンの花芽は、モクレン…

ウワミズザクラ(花)

風が吹いても寒さを感じないほど気温が上が るようになりました。 歩いていると至る所でウワミズザクラの白い 花が、山肌を彩っています。 白い筒状の花は、ガラス瓶や水筒を洗うブラ シにそっくりで触るとフワフワしています。 何ともユニークな花だなぁと…

サンショウ(花)

日本料理などで木の芽と呼ばれるサンショウ は、この辺りでは今が花の時期です。 柔らかい若葉を次から次へと出した少し後に 小さな花の塊が現れ、黄色い線香花火のよう に開きます。 我が家のサンショウは、植えたものは1本も ありません。いつの間にか鳥…

ヤエザクラ(花)

家からすぐの高台にあるヤエザクラが満開に なりました。 この高台は、谷を挟んで向こう側の山肌が見 えお気に入りの場所です。双眼鏡を使ってじ っくり山肌を眺めると薄っすらと萌黄色に色 付いた中にピンク色のヤマザクラが点々と咲 いているのも確認出来…

ハナミズキ(花)

庭のハナミズキが、久しぶりに花を咲かせま した。 庭の東側には2本のハナミズキが植わってい ますが、ここ数年、ほとんど花がつきません でした。ところが今年は、1本は全く花がつ いていませんが、もう1本はだいぶ復活して きました。 本来、ハナミズキ…

ミツバアケビ(花)

昨年秋に立派な実をつけていたアケビが、花 を咲かせ始めました。 写真の奥にある暗赤色の球形のものが雌花で 手前の房状の2つが雄花です。 まだ葉は出始めたばかりで縮んでいますが、 これから日に日に大きくなり、そのうちツル も伸び始めます。出て来た…

ジューンベリー(花)

今年もジューンベリーの花が咲き始めまし た。 冬の間は地味な黒っぽい枝と幹だけだった 姿が、真っ白な花がつくとなんとも清楚な 姿に変身します。 比較的細長い5弁の花びらが、この土地特 有の冷たい風に吹かれてヒラヒラとなびく 様子は不思議な魅力があ…

イタヤカエデ(花)

秋に見事な黄葉を見せて散って行ったイタヤ カエデに新しい葉が、芽吹いて来ました。 葉はまだ広がっておらず皺くちゃですが、花 は早速開き始めています。 大きなイタヤカエデの木は、かなりの高木で 橋の上にいる私の位置から見ると根は遥か下 にあります…

ヤマブキ(蕾)

日当たりの良い場所ではヤマブキの蕾が、今 に咲き出しそうな様子でずらりと並んでいま す。 ヤマブキは、葉と花がほぼ同時に広がって春 の雑木林を彩ります。山の斜面の至る所に生 えていて日本の山ではごく普通に見かける落 葉低木です。 ヤマブキの若い枝…