淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

冬木立

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朝の風景はたいてい薄っすらと雪化粧して

いるようになりました。

日中晴れていても目まぐるしく天気が

変わりチラチラと白いものが舞って

きたりもします。

山の上の方で降った雪が風花となって

飛ばされて来るのかもしれません。

小山を開発した新興住宅街は益々静まり

かえり歩く人もいません。

近所の家に売家の看板が出ています。

私が歩く範囲だけでも3軒。

家の所有者の次世代はもっと交通の便の

良い所へ住んで親と同居することはめったに

ありません。

大きな家に老夫婦または最後は一人暮らしが

ほとんどです。

何のために大きな家を手に入れたのか?

家を持つことの意味を考えてしまいます。

木々でさえ集まって寒さをしのいでいる

というのに人間は何かにだまされて意味のない

欲望を膨らませているように思えます。

我が家も両親がいなくなったら私は小さな

部屋を探そうと思っています。

この住宅街もやがってゴーストタウンになる

かもしれません。再び木々に覆われて

もとの雑木林に戻るのだったらそれはそれで

良いのではないか?と思っています。

バラバラに住んであちこち自然破壊するより

限られた場所で謙虚に暮らす方が自然環境は

保全されるのではないか?と私は考える

のですが、浅知恵でしょうか?