道
昨日は父の誕生日でした。
御年83歳。頑張ってます。
今朝も町内会の月例清掃に参加してきました。
参加することに意義があるという感じで
あまりお役に立っているとは思えませんが
行ってもらえるだけでもありがたいです。
父は幼少期に両親を亡くし、戦争もあり育った
環境も大変厳しかったようです。
私は子供の頃から父が苦手でした。
私からすると理不尽なことを要求されたり、
異常なまでにこだわりが強く傷つくことを
たくさん言われたからです。
「お父さんは、なんで私が嫌なことばかり
言ったり、やらせようとするのだろう?」
とすいぶん悩み、離れて暮らせるようになって
心底ホッとしたものです。
両親の高齢化のため再び同居することに
なって生活ぶりを見て思い当たったのは
もしかしたら父は何か精神的障害を
かかえているのでは?ということでした。
だからといって80をとっくに越えた今、
どうこうしようとも思いませんが、
安心して守られたり、手本を示してくれる
両親もいない小さな子供が生きづらさを
かかえて大人なるのは並大抵の大変さでは
なかったのではないか?と想像します。
テレビを観ていても、座っていても、すぐに
ウトウトしてしまう父の寝顔を見ながら
「せめてこれからは転んでも痛くない落ち葉が
敷かれた道を歩いて行けるといいね」
と心の中で語りかけるのです。