ハボタン(葉)
この冬も町内のボランティアの方々が、
公園の日時計の花壇にハボタンを植えて
くださいました。
ハボタンは私がものごころついた頃から
ずっと冬の花壇を彩っていた記憶があります。
雨が降っても雪が降っても全く動じること
なく咲き続けていていつも偉いなーと
思います。
子供の頃は、なぜキャベツを花壇に植えて
ありがたがっているのか謎でした。
確かに今の時期、ハボタンと呼んで愛でて
いるのは基本的にはキャベツの葉が色付いた
ものですから子供の目には不思議に思えた
のかもしれません。
実際のハボタンの花は春、4~5月頃、
菜の花によく似た黄色い花が咲きます。
しかし、その頃には花壇から片付けられて
しまうことが多いので大人になるまで花を
じっくり見たことがありませんでした。
最近のハボタンは花壇だけでなくフラワー
アレンジメントなどにも使われるようになって
小さな可愛らしい花(実際は葉)を目にする
ようになりました。長い間、地味な存在だった
ハボタンに新しい光が当たるといいなーと
期待しています。
観賞用の花は所詮、人間の欲望に振り回されて
いつかは捨てられてしまうものです。
せめて咲いている間だけでも記憶や記録に
とどめておきたいと今日もシャッターを切る
のです。