イタヤカエデ(花)
散歩コースの途中に山と山をつなぐ橋が
かかっています。
その橋のたもとに大きなイタヤカエデの
木が生えていて橋を渡ると、丁度、花が
咲いているのが見えます。淡黄色の小さな
花が集まって咲いているので最初は何の花
かな?と思っていたのですが、小さかった
新芽が広がってくるとすぐイタヤカエデの
花とわかりました。
イタヤカエデは、カエデの中では日本で最も
大きく成長する木です。葉は、カナダの国旗
のカエデの形によく似ていますが、秋には
赤ではなく黄色または橙色に色付きます。
カナダのサトウカエデのようにシロップを
採取することも可能だそうです。
大きくなるので材木としても活用され、樹皮
もカゴや農具などに利用されています。
繊細な庭園のカエデとは異なる魅力を持つ
イタヤカエデは、質実剛健という四字熟語が
ぴったりですが、花は、意外と可愛いらしく
こわもての人の意外な一面を見た時のような
微笑ましい気持ちになりました。