淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

田んぼ

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田植えの終わった田んぼに昇ってきた朝日が

映りこんでいました。

この日は風がほとんどなく、まだ小さい苗は

緑の点線のように静かに整列していました。

夜の間にスッキリと晴れた空は放射冷却

地上の気温を凍えるように冷やしています。

稲たちは、寒かろうに、冷たかろうにジッと

耐えて立っています。

連休中は突然、夏のように暑かったはずなのに

季節はまた春浅い頃に逆戻りです。

聞こえるのはウグイスのさえずりと用水路を

流れる水の音、そしてカエルの歌。

カエルたちは、夜も鳴き続けて眠らないの?

と心配になるほどずっと鳴いています。

朝の散歩は、嫌なことをすべて忘れさせます。

満月が沈んでいった反対側から大きな太陽が

燦々と昇ってくるのをみれば、今日も一日

なんとかやれそうと歩き始めるのです。