ホオ(花)
↓<一部拡大>
ホオの木の花を写真に撮ることが出来ました。
先日、紹介したトチの木とよく似た葉をして
いますが、ホオの木の葉の方が更に大型です。
葉の開いた付け根に象牙色の大きな花をつけ
ます。花も大きく大人が両手を合わせて開いた
くらいの大きさがあります。
この木は10m以上の高さがあります。
坂道の途中の道に近い所に立っていて花が
咲いた位置が丁度、私の背丈位だったので
上手く写真を撮ることが出来ました。普段は、
高い枝のテッペンに花が咲いているのを恨め
し気に下から見上げるばかりだったのでじっ
くり花を観察出来て嬉しかったです。植物図鑑
によれば、花は芳香があるということですが、
私が見た時間は朝早かったせいか香りは感じ
られませんでした。日中、気温が上がると香
ってくるのかもしれません。
ホオの木とトチの木の葉の形は本当によく似て
いますが、ホオの木はモクレン科でトチの木は
ムクロジ科です。そのためか花の形は全く違い
ます。
ホオの葉は、殺菌作用があるため古代はもちろ
ん現代でも朴葉寿司や朴葉味噌など料理を包ん
だり、乗せたりするのに利用されます。
日本全国の山に入れば容易に手に入る大きな葉
を持ち、どんな人に対しても平等に真の意味で
受け皿を提供してくれるホオの木は、懐の深い
木なんだなぁと思いました。