イネ(花)
低温と日照不足が続いているので田んぼの
イネは大丈夫だろうか、と心配していました。
午後から少し晴れてきたので田んぼに行って
イネの様子をよく観察すると所々花が咲き始め
ている株がありました。
イネの花はとっても地味です。普通の花にある
花びらはなく大きく開くこともありません。後に
もみ殻となる外側の一番先端がほんの少し開いて
花粉をつけた雄しべだけが見えます。
花が盛りになる頃、あぜ道を歩くとお米の香りが
フワーっと漂ってくるのを感じることが出来ます。
イネの花は、大抵1年で一番暑い頃が盛りになり
ます。熱帯地方原産のDNAが、目覚めてスイッチ
が入るのでしょうか。毎年不思議だなぁと思って
います。
日本列島の西の方から次々と梅雨明けのニュース
が聞こえてきます。早く私の地域も梅雨明けして
欲しいです。久しぶりに遭えた少し欠けた月と
木星を眺めながら今年も美味しい新米が食べられ
ますようにと祈った夜でした。