稲刈り
9月に入ってから朝から晩までスッキリと晴れ
た日がないような気がします。
そのせいか、今年の稲刈りは遅れ気味です。
素人目には十分実っているように見えてもまだ
まだ収穫には早い状態なのかなぁと思いつつ
でも台風が来たらどうするの?と余計な心配を
しています。
今の稲刈りは、機械化されて始めてしまえば
あっという間に刈られて袋詰めまでその日の
うちに完了してしまいます。あまりの呆気なさ
に唖然としてしまうほどです。その代わり藁は
粉々になり、稲刈り機の走り去った後に蒔き散
らかされておしまいです。お米も工業製品と同
じようになってしまったなぁとちょっと残念に
感じる瞬間です。
たわわに実った稲が一様に頭を垂れてその姿に
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と人としての
あり方を表現した日本人の心も段々に消えてい
くのかもしれません。
晴天の下、黄金色に輝いて見えるイネの波打つ
田んぼは、お金に換えられない価値を持ってい
ると思うのは、私が、農業の厳しさを知らない
からでしょうか?