セイタカアワダチソウ(花)
晴天でも吹く風が、急に冷たくなりました。
温かそうな陽だまりでセイタカアワダチソウの
花が、咲き始めています。蝶たちは、温かい場
所をよく知っていて、それぞれが花の頂点に留
まってゆっくりと羽ばたいています。
セイタカアワダチソウは、今や日本中に広がっ
て大群落を作っています。遠くから見ると休耕
田は、一年で一番美しい風景です。
蝶がよく留まっていることからもわかるように
養蜂家にとっては、重要な蜜源植物でもあり
ます。一時は、ブタクサと混同されて秋の花粉
症の原因と思われていましたが、虫媒花である
ことが判明して現在は汚名挽回中のようです。
北米大陸原産の植物で、ハチミツを取ると共に
草木染や入浴剤としても利用出来るようです。
小さな小花が集まった花穂は、よく見れば大変
美しいのに一度ついた悪いイメージはなかなか
拭い去ることが、難しいようです。蝶や蜂たち
だけでなく、いつか日本でも好かれる花になる
といいなぁと思います。