コイ(白)
冬の間真っ白に凍りついていた池の水がよう
やく溶けてそこに住んでいるコイの姿を久し
ぶりに見ることが出来ました。無事に越冬し
たようです。
池には、この白いコイの他に黒いコイもいる
はずですが、黒いコイは非常に用心深くなか
なか姿を現わしません。 今回も黒いコイは、
確認出来ずに帰ってきました。
この池は、父が散歩コースにしていて春から
秋までは週に2回ほどエサを持って立ち寄り
ます。白いコイはだいぶ慣れてすぐに出て来
ますが、黒いコイはかなり長時間待っていな
いと出て来ないので母や私は、飽きて別の場
所に移動してしまうのですが、父は辛抱強く
待っています。気が長いというか、しつこい
というか…
以前、別の場所に住んでいた時、やはり川の橋
の上からコイに毎日のようにエサをあげている
高齢の男性がいました。おじいさんというもの
は、生き物にエサをあげながら何を考えている
のでしょうか?
雪が降るようになってから、池の中は真っ白で
かき氷のようだったので生き物の気配は、全く
ありませんでした。凍った池の中でどのように
命をつないでいるのかは謎ですが、毎年春にな
るとコイは現れます。
我が家のおじいさんにとっては、自分が無事春
を迎えられるのと同じくらいコイに再会出来る
ことは重要なことのようです。