ウグイスカグラ(花)
雑木林の縁の日当たりの良い場所を歩いている
と、ウグイスカグラの花がたくさん咲いていま
した。
直径1cm前後の小さな花は、少しオレンジ色
がかったピンクで風に吹かれて揺れる様子が、
なんとも風情があります。
落葉低木のため本来は主役になる木ではありま
せんが、初夏に真っ赤な実がなるのも可愛らし
く、最近は園芸店などでも売られています。
赤い実は、食べられるそうで食べた人の話では
甘くて美味しいとのこと。人間が食べて美味し
いのならば、鳥たちにとっては御馳走でしょう
からここにある木も鳥が、食べて種が運ばれて
来たのでしょう。
ウグイスカグラの花を見た後、両親と歩いてい
ると頭の上をトンビがピーヒョロローと鳴きな
がら飛んで行きました。見上げると鳴いている
1羽の後からすぐにもう1羽飛んできました。
海からは、直線距離で20km以上はあるはずな
のにここではたまにトンビを見かけます。雑木
林をねぐらとしているのかもしれません。上昇
気流に乗って高い空で輪を描きながら飛んでい
る姿をよく見ます。藪の中からは、ウグイスの
長鳴きも聞こえてきて、長閑な春を堪能した日
でした。