キバナオドリコソウ(花)
昨年見つけたキバナオドリコソウがそろそろ咲
いたのではないかと思って近所の公園へ行って
みました。
冬の間はすごく小さくなっていたのに、倍以上
の草丈になり、特徴的な黄色い花が咲き出して
いました。
この植物は、葉に白い斑が入っていて木漏れ日
がチラチラと入る半日陰の場所を好んで生えて
います。常緑性で本来は、園芸品種のはずです
が、公園から繁殖範囲を拡大して隣りの雑木林
の方まで広がっています。
一緒に見に行った母は、昔はピンク色のオドリ
コソウをたくさん見たけど最近は見なくなった
ね~としみじみと言っていました。外来種のヒ
メオドリコソウは、至る所にありますが、オド
リコソウは本当にこの辺りでは見たことがあり
ません。絶滅危惧植物には、まだなっていない
はずなのですが。。。
キバナオドリコソウは、ツルを地面にはわせて
広がっていきます。元は、西アジアからヨーロ
ッパにかけての生まれですが、今では逸出帰化
植物として各地に広がっているそうです。
暖かい地方ならまだしも、今でも早朝にはまだ
5度前後まで気温が下がる厳しい環境なのに少
しずつ勢力を広げています。
植物は、意志など持っていないと思いますが、
生き残ろうとする力は人間よりもずっと強いの
だろうなぁと感心して見ています。