マツバウンラン(花)
ゴールデンウイーク中に田んぼには水が張ら
れ、田植えが終わりました。
まだ弱々しい苗は、冷たい風に吹かれてちょ
っと可哀想な感じ。毎年のことですが農家の
方が、大丈夫と判断して植えたのだから大丈
夫なんでしょうが、何かの罰ゲームみたいだ
なぁと寒がりの私は身震いして見ています。
風は冷たくても晴天のあぜ道は、陽の光が燦
々と降り注いで歩いていると少し汗ばんでき
ます。日当たりの良い用水路の土手には薄紫
色のマツバウンランが一面に茂っています。
物ですが、細い松葉のような茎に小さな花を
並べる様子はとても可憐です。乾いた土地を
好むので公園の芝生などでも大群落を作って
いることがあります。30㎝前後の丈に生え揃
った紫色の小花は煙っているようにきれいで
温かな土手でお弁当でも開きながら日がな一
日眺めて過ごすことが出来たらどんなに楽し
いことでしょう。
これからの季節は、侵入生物または外来生物
に認定されている植物の花が次々と咲き出し
ます。どの花も美しかったり、ユニークな形
で目を楽しませてくれるのに手配リストに並
んだ名前を見るとなんだかちょっと悲しくな
ってしまうのです。