ホオ(花)
↓<花が開く直前の蕾>
今年は、ホオの花がいつもより早く咲き出し
ました。
春の訪れは例年より少し遅いくらいだったの
に不思議です。この辺りでは、もうほとんど
の花が咲き切ってしまった感じです。
ホオの花は、日本で一番大きな花だと言われ
ています。春、サクラが終わる頃、冬芽から
葉が展開して、その中心から肌色の花芽が現
れ、日に日に大きくなり外皮が開いて中から
白い蕾が出てきます。花は、やや黄色味かか
った白で、優しい印象を受けます。
大変大きくなる木のため庭木として植えるに
は不向きな木ですが、夏には大きな木陰を作
るため木の下にベンチでも置いたら涼むのに
うってつけでは?と思います。街中ではなか
なか見ることが出来ませんが、以前、私は、
お寺の墓地で小ぶりのホオの木を見つけまし
た。こじんまりしたお寺でしたが、季節の花
が順繰りに咲くように配慮されており、通る
たびに境内と墓地で花を楽しませてもらって
いました。
墓地というと気味悪いと思われる方もいます
が、お寺や神社は案外、樹木が多く、私にと
っては心休まる場所です。