クリ(落果)
クリの木にイガが目立つようになって丁度、
1カ月くらい経ちました。歩いていると道路
にイガが、転がってようになりました。
ほとんどのイガはパックリと割れて中からク
リの実がのぞいています。
山栗は、元々粒が小さいクリなのでイガも栽
培されているクリに比べると半分くらいの大
きさです。イガの中には2粒か3粒の実が入
っていますが、3粒入りの実はたいてい真ん
中の実が両側から押されていて食べる部分が
ほとんどありません。
落ちているイガは、中にクリの実が納まって
いるもの、実がこぼれて散らばっているもの
出た実が踏みつぶされているものなど様々で
す。結構空っぽのイガもあります。人間が拾
っているのか、夜の間に動物が食べていった
のか、想像を巡らしながら歩くのは楽しい時
間です。
クリの実は、クリの木にとっては当然ながら
子孫を残すための種です。この実を土に植え
れば、新しいクリの木が誕生するのです。た
くさん拾って栗ご飯でも作ろうか、と思った
りもするのですが、1番はクリの木のため、
2番は森の生き物のため、最後が自分のため
と思うとせいぜい10粒も拾えば満足して帰る
ことになるのです。