カラハナソウ(実)
昨年偶然見つけたカラハナソウが、今年もそ
ろそろ果穂をつけるのではないか、と思って
見に行ってみました。
今回はじっくり観察しようと歩いて行ったの
ですが、1回目は見つからず2回目に昨年と
同じ場所で少しだけまだ若い果穂を見つけま
した。
昨年より数が少ないのでちょっとがっかりし
てはす向かいにある小さな橋のたもとに何気
なく視線を向けると、びっくりするほどたく
さんのカラハナソウの果穂、思わずワァー!
と声が出てしまいました。
カラハナソウは、ツル性の植物なので周囲の
植物にからまりながら成長していきます。雄
花と雌花があり、この松かさのような果穂は
雌花が変化したものです。この果穂の中に種
が出来て増えていくのです。
橋のたもとから伸びているツルは何か別の低
木にからまって空中に伸びています。カメラ
のズームを最大にして観察してもどこが始ま
りでどこが終わりなのかわからないほ密集し
ています。果穂の下は、3mほどで水の流れ
る沢です。張り出した果穂が熟して種が落ち
たら水に流されて種は旅に出るのでしょう。
たくさんのカラハナソウの子供たちの未来は
沢に運命を握られているようでした。