ウメモドキ(実)
ウメモドキは、冬になっても真っ赤な実だけ
が枝に残る落葉低木です。
今の時期は、まだ色付く前の葉と赤い実が共
存していますが11月頃になると葉は黄色くな
って落葉してしまいます。
ウメモドキは雌雄異株のため、赤い実を楽し
むには雌株を選んで植える必要があります。
初夏の頃、目立たない薄いピンク色の花がた
くさん咲き、緑色の実がつくと段々と赤くな
り目立つようになります。
ウメモドキなど雌雄異株の樹木は種から育て
た場合、ある程度大きくならないと雌株か雄
株かは判明しません。たいては、皆さん赤い
実がつく雌株が欲しいと思うので確実に手に
入れたい場合は、雌株の枝を分けてもらって
挿し木から育て始めるのが一番確かな方法で
す。寒さにも強く、病害虫にも強いため手が
かからない上に冬は赤い実を求めて鳥たちが
訪れるので楽しみが多い木です。
冬、枝に真っ白な雪が積もっているところに
真っ赤な実がたくさんついている光景は、と
ても豊かで心強く感じられます。実の付いた
枝を一本部屋に活けておくだけでも長く楽し
めるお得な枝物です。