コムラサキシキブ(実)
秋に実をつける樹木の多くは赤い実をつける
ものが多いですが、中には例外もあります。
先日記事にしたクサギは青色、ムラサキシキ
ブの仲間は紫色です。
今年も庭のコムラサキシキブの実が色付きま
した。今年は枝の先が霜か虫の害に遭い枯れ
てしまったのですが、根元に近い枝はなんと
か生き残りました。
実も小さいけれど花は、もっと小さいのにど
こにこの強い生命力があるのだろう?と感心
しています。
小さな紫色の実は、割ってみると中に更に小
さい種が4個くらい確認出来ます。老眼の私
が落としたら、もう見つけられないくらい極
小の種です。盆栽を趣味にしている人はこの
種から苗木を育てる場合もあるようです。ま
たコムラサキシキブには白い実の品種もあり
それはシロシキブと呼ばれています。
実は、落葉してもしばらくは残り、鳥たちの
食料になりますが春になる頃にはすっかりな
くなります。
鳥たちは、赤でも青でも紫色でも関係なくつ
いばんでいきます。そしてどこかに運ばれた
種たちは、新しい土地でまたたくましく生き
ていくのです。