マユミ(実)
今年のマユミは、実がほとんどなっていま
せん。昨年は、たわわに実っていたのです
がどうしたことでしょう。
冬の寒さが厳しく、何度も積雪があったた
めかもしれません。今のところ、春以降は
ほどほどの天候が続いているのでそれ以外
は、特に思い当たることはありません。
マユミの木は雌雄異株のため、庭木として
売られている苗木は雌木だけです。誰でも
やはりこの可愛い実がつく木が欲しいと思
うのでしょう。初夏に咲く薄緑色の花は、
小さく目立ちませんが、実がピンク色に色
付き始めると個性的な実が注意をひくよう
になります。
この写真のマユミは、近所の公民館の庭に
植えられている木ですが、雑木林にも野生
の木を見ることが出来ます。同じようにピ
ンク色の実を実らせていた木がある日、掘
り起こされて大きな穴だけが残されていた
りもします。きっと山の持ち主が、植木と
して売るのでしょう。
慣れ親しんだ山から持ち出されてどんな所
へ運ばれていったのだろう、と想像すると
何となく♪ドナドナ♪の曲が心の中で流れて
しまうのです。