淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ゲンノショウコ(実)

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夏の終わりから花を咲かせていたゲンノショ

ウコが咲いていた場所を再び訪ねるとたくさ

んの種が出来ていました。

もう花は終わったかと思っていましたが、ま

だ花も少し咲いておりススキが繁茂して薄暗

い場所だった周囲はきれいに刈られて明るく

なっていました。

ゲンノショウコなどフウロ科の植物は、種の

形が共通していて、もう少し熟すとサヤが裂

けて種を弾き飛ばす仕組みになっています。

裂けたサヤの形がお神輿の飾りに似ているた

め、別名ミコシバナと呼ばれたり、裂ける前

のサヤがロウソクのように見えるため、ロウ

ソクソウと呼ばれるのはそのためです。

ゲンノショウコは、ドクダミやセンブリなど

と共に日本では古くから民間薬として重宝が

られてきました。日本中の日当たりの良い場

所に自生するといわれていますが、私の住む

場所の近所ではまだ2ヶ所しか見つけていま

せん。コンクリートアスファルトに覆われ

た場所が増えたせいで、消滅しているのかも

しれません。センブリも以前は自生地があっ

たのですが、最近はほとんど花を見なくなり

ました。

現在は、ゲンノショウコのような民間薬は不

要なのかもしれませんが、花は心を元気にし

てくれます。いつまでも身近にあって欲しい

ものです。

 

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