淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ツルウメモドキ(実)

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もとは盆栽として売られていたツルウメモド

キを地植えにしてから3年以上経ちました。

盆栽用の小さな鉢に植えられていた頃からは

想像出来ないくらい伸びやかにツルを伸ばし

先端は隣のフジザクラにまでからまっていま

す。

ツルウメモドキは、ニシキギ科の落葉ツル性

本木です。そのため花は、ニシキギに大変良

く似ています。秋になると花は、黄色い実に

変わり、冬の乾燥に晒されると3つに裂けて

中から朱色の皮に包まれた種が現れます。

黄色と朱色のコントラストは大変賑やかで鳥

たちだけでなく、人間も引き寄せます。年の

瀬が近づくとクリスマスリースやお正月の飾

りとして店頭で目にする機会が増えます。

昨年、朱色の皮をむいて現れた白っぽい種を

蒔いてみました。あまり期待はしていなかっ

たのですが、春になると芽が出て夏の間に全

長15㎝くらいに育ちました。ツルウメモドキ

は、雌雄異株のため、この苗が成長しても実

がなるかどうかはまだわかりません。育てて

も雄株でガッカリすることになるかも。でも

こんなに小さな実にも生きようとする意志を

感じられるだけでも私には興味深いのです。