淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ため池3

f:id:tantan_10:20220111093434j:plain

車道は除雪車も来て次々と車も通るのですぐ

雪は消えますが、逆に歩道はほとんど人が歩

かないため雪がなかなか消えません。中途半

端に溶けては凍るを繰り返しているため余計

歩き難くなっています。このところ少し気温

が上がって、やっと歩ける道になったのでた

め池を見に行ってみました。

周囲の雪はほとんど消えても池は、ほぼ全面

結氷しています。今年は雪の量は昨年より少

ない気がしますが、気温が低いので氷は厚く

張っているのかもしれません。所々のぞいた

青空から射す太陽の光も弱々しく氷を溶かす

力はないようです。生き物の気配も全く感じ

られません。

ため池の隣には小さな田んぼがあり、池のほ

とりには神様を祀った石碑があります。石碑

は、池の辺りが昔は生活に欠かせない辻だっ

た証拠です。

初夏から盛夏にかけてこの池からはウシガエ

ルの野太い声が聞こえてきます。人の気配を

感じるとしばらく鳴き止むのですが、こちら

がじっとしているとまた鳴き始めます。凍り

ついた池の深い泥の中で冬眠しているはずで

す。

目には入らなくても命は、脈々と氷の下で息

づいているのです。

 

tantan10.hatenablog.com