二宮金次郎(像)
私の住む住宅街から坂道を下って行くと、麓
には廃校になった分校跡があります。
建物は、今はその辺りの集落の集会場として
使われているようですが、普段は人気もなく
ひっそりとしています。
たまに散歩の時にこの分校跡の前を通ります
が、二宮金次郎の像があるのに気づいたのは
半年ほど前です。像の上にスギの木が覆いか
ぶさるように立っているため、その辺りは薄
暗く通りからはよく見えなかったのです。
ある時、フッと気が向いて分校跡の敷地に入
って周囲を回ってみると像があることに気が
付きました。
二宮金次郎の像は、日本全国に存在するよう
で、大正後期から昭和初期にかけて各地の小
学校に建てられたそうです。その上像の大き
さは、1mと決められていて子供たちに1m
の長さを実感させる役目も担っていたそうで
す。
私の通った小学校には二宮金次郎の像はなく
二宮金次郎についても子供向けの偉人伝で読
んだ程度の知識しかありませんでしたが、改
めて像の顔を見ると別の場所で見た像とは全
く違う顔をしていることにちょっと驚かされ
ます。多分、その地方ごとに好みの風貌があ
るのでしょう。
皆さんの近くにもありませんか?