トリの巣
2月は短い月ですが、今年は一向に暖かくな
る気配が感じられません。気温も上がらず、
雪も連日降り続けています。今日も降りまし
たね、が近所の毎朝の挨拶となっています。
雪はずっと降っているわけではありません。
たまには青空がのぞいて日が射す時間もあり
ます。でも気温は氷点下。
この寒さでは、どこにも花は見つけられませ
ん。キョロキョロして目に入るのは空き家の
トリの巣ばかりです。木に葉がたくさん茂っ
ている季節は全く見えなかった巣が、ここか
しこにあります。以前はハチの巣を紹介しま
したが、トリの巣もこんな近くにあったの!
と思うほど人家の近くでこの季節はしばしば
目にします。
トリの巣は、木の小枝やコケなどを材料にし
てきれいに作られています。大事な卵が落ち
たりしないようにすき間なく上手に作られて
います。この写真の巣は、よく見るとビニー
ルテープのような素材も使われ、手毬のよう
に真ん丸で感心してしまいました。
唱歌、早春賦に歌われているようにこの辺り
は、暦の上では春を過ぎてもまだまだ寒いで
す。首を長くしてウグイスの初鳴きが聞こえ
てくるのを待っています。