マムシグサ(花)
5月の初めにエンレイソウの花が咲く場所
は、マムシグサの花の咲く場所でもありま
す。
エンレイソウを見に来た時よりも林の中は
更に暗くなり足元の草丈も伸びています。
転ばないようにゆっくり奥に進んで行くと
他の草から一段と背の高い茶色の縞模様の
茎が何本もあり、マムシグサが出ているの
がすぐわかりました。まだ花が開いていな
い茎は細いタケノコのような感じです。
マムシグサは、花の形がヘビが鎌首をもた
げたように見えることからついた名前だそ
うですが、開花前の茎の模様もヘビの胴体
のように見えます。嫌いな人が見たら悲鳴
を上げるかもしれませんね。
この場所では昨年もマムシグサが生えてお
り、中には私の背丈を越えるくらい大きく
育った株も2本ほどありました。湿度が上
がってきてジメジメしてきたので本物のヘ
ビを見ることも増えてきました。大抵は、
ヘビの方が先に気づいてクネクネと草むら
に逃げて行ってしまうのですが注意して歩
かないといけません。散歩をしている公園
にもマムシに注意!という看板が出ている
くらいなので。
僕らはみんな生きている、その息遣いが聞
こえる季節が嬉しい今日この頃です。