ノウゼンカズラ(花)
家の周囲のあちらこちらでノウゼンカズラの
花が、目につくようになりました。
鮮やかな色と大きな花はどこかエキゾチック
で新しい花なのかと思っていましたが、意外
と古くからあり、中国原産のものが平安時代
には入ってきているそうです。近年はアメリ
カ原産のものもあり、大きな花は鳥によって
受粉される鳥媒花で日本では主にメジロなど
を呼び寄せるそうです。
南国を思わせる花は、洋式の庭園などに多い
印象でしたが、先日鎌倉の古寺の本堂の両側
に植わっている写真見ました。写真を見ると
意外と違和感なく境内の風景に馴染んでいた
のは意外でしたが、日本の夏は、熱帯にも匹
敵するくらい蒸し暑いといわれていますから
ノウゼンカズラには丁度良いのかもしれませ
ん。
ノウゼンカズラは、落葉性ツル植物で冬はほ
とんど幹だけに剪定されています。気温の上
昇と共に周囲のものに絡みつき、たちまちツ
ルを伸ばしきます。散歩コースのお宅の一角
にある木もスギの木に巻きついて、頭上10m
くらいで咲いています。
逞しくたくさんの花をつけるノウゼンカズラ
を見ると、夏を謳歌しているようでこの元気
にあやかりたいと毎年思うのです。