ウメモドキ(実)
少し黄葉が始まりかけたウメモドキには、朱
色の実がたくさんついています。
6月の終わりに花が咲いているのを見かけて
から3ヶ月が経っています。
ウメモドキは、葉の形がウメの木に似ている
ことからこの名がついたと言われています。
確かにちょっと似ているかもしれません。山
の湿地を好むそうで、この木もスギの林の下
の日陰に植わっています。
野生のものは少なくなっているようですが、
冬まで赤い実が残るため盆栽などにして楽し
む人も多く人気のある樹木です。
ウメモドキは、雌雄異株の性質のためこの木
の近くには雄株があるはずですが私はまだ見
つけられずにいます。そんなに遠くない場所
に雄株があるはずですが、実がつかない雄株
はなかなか見つけにくい存在です。
花も実も小さいウメモドキが一番目立つよう
になるのは、すべての葉が落ちた冬です。枝
に残された朱色の実は、ここだよ!と鳥たち
に合図しているように見えます。
モチノキ科の木は常緑樹が多いのですが、ウ
メモドキとアオハダは落葉樹です。今年はア
オハダが不作なのでウメモドキに冬の彩りを
頑張って欲しいものです。