フジバカマ(花)
ようやくフジバカマの花がほころび始めまし
た。蕾自体はだいぶ前から出来ていたのです
が、そこから花が開くまでかなりの日数を要
しました。
フジバカマは、キク科ヒヨドリバナ属の多年
草です。かつては中国から古い時代に渡来し
たと言われていましたが、今は日本にも古く
から自生していたという説が有力です。少し
湿った場所を好むため、川の近くの草原など
で多く見られたそうですが今は自生のものは
ほとんど見られなくなっています。
我が家の庭で育てているフジバカマは、だい
ぶ前に母が山野草店で購入したものです。鉢
植えで育てていたのにいつの間にか鉢底から
根が地面に移動し、今では露地にも2、3株
生えています。大きな鉢に植えてもすぐに根
詰まりしてしまうほど成長が旺盛なのになぜ
自然界では絶滅の危機にさらされているのか
疑問でした。
先日フジバカマについての資料を読んでいた
ところ、園芸店で売られているフジバカマは
ほとんどがフジバカマとサワヒヨドリの交雑
種だと書かれていました。我が家の株もその
可能性が高いです。知らなければ良かったこ
とかな…。