ゲンノショウコ(実)
夏の終わりからポツポツと咲き続けていたゲ
ンノショウコが、種をつけ始めています。
真っ黒に熟した種は、乾き切ると傘が広が
るようにサヤの端が跳ね上がり種を出来る
だけ遠くに飛ばす仕組みになっています。
種を飛ばしてしまったサヤの開いた形が、
お神輿のテッペンの飾りに似ているためミ
コシグサとも呼ばれるのはこのためです。
が東日本、淡紅系が西日本、紅花系が日本
海側に多く分布すると図鑑には書かれてい
ましたがこの苗は実は紅花です。普段、こ
の辺りでよく見るのは白花系なのにごくま
れに赤花系の株があるのはどうしたことで
しょう?日本海はここから随分と遠いはず
なのに。
以前書いたように、ゲンノショウコの種を
見つけると少しずつ集めて庭の隅に蒔いて
います。写真を撮ってからこの株の種も少
し頂きました。丈夫な野草ですから環境さ
え合えば来年の春には芽を出すでしょう。
草むしりに精を出す母は、庭中を雑草だら
けにするつもり?とご立腹ですが、私は庭
よりも野草が伸び伸びと茂っている野原が
好きなのです。ニヤニヤと笑って聞き流し
ています。