淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

起死回生

天を目指せ。 目覚めた自我は止められない。 この世にたった一つの魂。 好きなように使うがよい。

誰かが通った跡。 粉雪がたちまち消していく。 消えないうちに後に続けば楽。 あえて違う跡をつけて進んでみる。

金星

夜明けの空。 最後まで耀き続ける星。 今日もいい日でありますように。 洗い立ての一日が始まる。

休憩

ポッカリと浮かんだ雲。 ユルユルと流れていく。 暗くて長いトンネル。 途切れたところで小休止。

球根

石ころだらけの地面を突き破る。 寒さに目覚めた春の兆し。 地下では根っこをしっかり伸ばす。 心ない言葉に負けないように。

感謝

花のない季節。 花壇に並んで代役を務める。 寂しい風景を彩る。 主役じゃないけど胸を張って。

希望

黒と白。 常に勢力争いを続けている。 真っ黒な人も真っ白な人もいない。 少しだけ白が勝っている人であれたら。

冒険

息を切らして昇って来た山。 ぽっかりと開けた場所。 穏やかな海があった。 広い世界があるよと呼んでいた。

運命

上手くいかない日々。 受け入れるしかない。 誰もいない森の中。 歩き回って憂さを晴らす。

冬芽

毛むくじゃらのコート。 寒風に吹かれていても天を目指す。 斜めになっても軌道修正。 常に自分のゴールがぶれない強さ。

霧氷

サクサクと砂を踏むような足音。 夢の中を彷徨っているような風景。 夢中で歩くことで自分を温める。 生きるために歩く。

応援

温かな地方から届く若々しい声。 ここは灰色の世界。 色で励ましてくれる。 離れているからこそ通じあえる。

手紙

無数の落ち葉。 一枚一枚が手紙だったら。 温かな言葉が書いてあったら。 踏みしめて歩くことなんて出来やしない。

夕月

日没の早くなった冬空。 ぽっかりと浮かんだジェリービーンズ。 いつもの冷たさはどこへやら。 口に含めば芯から温まる。

自由

久しぶりの青空。 久しぶりの外出。 心が浮き立つ。 空さえ飛べそう。

結晶

気温がグングン下がる。 気体から液体へ。そして固体へ。 人のきれいな気持ちも固めておけたら。。。

浄化

雪の中で咲く。 静かな白い花。 舞い降りてくる白い花びら。 一枚一枚を纏うように。

雪雲

日本海を越えてやってくる灰色。 鈍色の世界は重たい。 一瞬の日差しは凍える風に吹き飛ばされる。 動いているのは空を流れる雲ばかり。

思い出

冬でも青々とした草原。 遠い日の記憶。 キャベツ。大根。ほうれん草。 豊かな野菜を生み出す大地。 今冬もあの畑は続いているだろうか。

反面教師

気を付けよう。 同じ轍を踏まないよう。 無自覚に病におかされる。 柔らかな綿毛は地雷を持っている。

明星

冷え切った大気。 冴え冴えと光る隣の天体。 どこにいようと希望の光。 必ず見つけてこの手に掴む。

期待

鈴なりの赤い実。 一面の銀世界。 こっちだよ。ここだよ。 赤は母性を孕んでる。

純白

幾重にも重なったフリル。 たくさんの想いが詰まっている。 薄汚れた悲しみからしっかり守る。 春が来たら花開くように。

素直

夏を謳歌して伸びた枝々。 途中は迷路のように入り組んでいる。 一本一本が自由に伸びた結果。 形は曲がっていても心はまっすぐ。

循環

雨に濡れる。 風に吹かれる。 少しずつほころんでいく。 心配いらない。 いつかは土に戻れる。

自尊心

同じような形。 同じような色。 どんなにあこがれてもバラにはなれない。 自分を守ってやれるのは自分だけ。

友情

顔を上げよう。 雲の後ろにはいつも青空がある。 泣きたい時ほど太陽と友達になろう。

尊重

成熟した雑木林。 各々の木は適度なプライバシーを保っている。 根っこでしっかりつながっていれば大丈夫。 地上は自由を謳歌すれば良い。 大空へ向かって伸びて行け。

薄暮

小さな池。 鏡のように周囲を映し出す。 暮れていく空。 眠りにつく木々。 もう一つの世界への門はここにある。

紆余曲折

石ころだらけの道。 草の生い茂った道。 自分の直感だけを信じて進む。 いつかは血の通った道になると信じて。