淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ワスレナグサ

空の色を集めたような。 時が流れていく中で。 たくさんの人に出会った。 そして私は忘れられる。

波紋

空一面に広がるすじ雲。 心の動揺が形となって現れる。 さざ波のように寄せては返す。 しばし波音に耳を傾ける。

ドウダンツツジ(花)

降り続いた雨が上がる。 冬は枯木同然に見えた生け垣。 弾けるように白い花。 ポップコーンみたいに気分が上がる。

カエデ

秋の紅葉ばかりじゃないのよ。 春も注目して欲しい。 開き始めた新しい葉の下。 揺れている可憐な花の独り言。

ギンラン

芽吹き始めた雑木林。 まだ明るい木々の根元。 透明に近い淡い白。 目を凝らせばあちこちに妖精たち。

ヤマブキ

まぶしいくらいの黄金色。 桜と入れ替わるように山肌を彩る。 1つ1つが太陽エネルギーをチャージ。 いのちが成長する糧となる。

メタセコイア

秋にはきれいに紅葉。 冬には羽根型の葉が落葉。 背高ノッポの並木道。 クローズアップしてみたら。 生命力があふれてた。

ボケ

燦々と日を浴びて。 気持ちよさ良さそうな紅の花。 つらい季節を乗り越えて。 「頑張ったね」って声をかけたい。

ナズナ(花)

三味線のバチのような種。 親戚にタネツケバナ。 ペンペン草はたくましい。 未来永劫、見習いたい強さ。

昼寝

いつもの散歩道。 ようやく満開となった桜。 乱暴な春風も今日は来ない。 長閑に枝垂れて眠くなる午後。

ハコベ

白い小花に心惹かれる。 いつの間にやら群れている。 スズメに運ばれ来たのだろうか。 小鳥のために摘んだあの頃。

寒冷前線

春と冬のせめぎ合い。 一夜にして季節が変化する。 毛皮も羽毛も持たない人間。 流れる雲から何を学ぶ。

チューリップ

ツバメがやって来た。 各々の花をのぞいてみる。 おやゆび姫が眠っていないか。 事実は童話よりも奇かもしれないから。

プリンセス

花にも高貴な生まれがあり。 何代も手をかけて改良。 吹雪でも酷暑でも。 野原で自由が一番いい。

ツクシ

日当たりの良い土手。 ニョキニョキと伸びている。 ムーミンに出て来るニョロニョロ。 フィンランドにもあるのかな。

ユスラウメ(花)

この辺りもようやく春。 日替わりで花が開く。 ルビーのような果実が魅力的。 でも、綺麗なものは何とやら。。。

イチリンソウ

今年も会えるかな。 いつもの谷間を訪ねてみる。 白く輝く可憐な姿。 元気です、と言っているような。

桜前線

南の友に送る文。 足元に雪を敷いたまま。 サクラがようやく咲きました。 葉桜の頃と思いながら。

災い

温暖化という言葉のためか。 影が薄れている冷夏。 天災は忘れた頃にやってくる。 肝に銘じて積雪をみる。

エリカ

「嵐が丘」に登場するヒースの仲間。 荒涼とした彼の地でも 花は咲いたのだろうか? あせてしまった物語の断片。

自己主張

燦々と陽を浴びて。 巨大なゴールドクレストが立ち並ぶ。 桜ばっかり見てないで。 オイラだって生きてるぞ。

ネコヤナギ

独特の外見。 植物ではなく動物を思わせる。 夏になってしまうとなんてことない木。 春の一時だけモフモフでカワイイ。

カタクリ

7年の月日を費やし。 落ち葉の間から花開く。 努力と忍耐を教えてくれる。 まだ冷たい風にふるえながら。

スミレ

ハート型の葉。 雑木林の木陰にたたずむ。 青紫は気高い色。 深窓の令嬢ここにあり。

シダレザクラ

薄紅色の雨粒の降るような蕾。 春の嵐にたおやかに揺れる。 なぜ、こんなにも激しく風が吹く。 なぜ、こんなにも厳しい地に咲く。

タンポポ(花)

いつだって、どこだって。 何本だって摘み放題。 綿帽子をフーっと吹いて。 いつまでも、一緒にいたい花。

ツバクロ

相変わらず北風ばかりの毎日。 時には白いものさえ混じる空。 ツバメを探して空を見る。 南風に乗って来る矢印。

タネツケバナ(花)

ナズナに似ている。 でも、もっと小さい。 野原や道端、あぜ道にもたくさん。 リバティのドレスのような小花模様。

ハシバミ(雄花)

風に揺れている不思議な形。 組み紐のようにも見える。 自然の造形の豊かさ。 君は、風と友達なんだね。

シュンラン

蘭の花はゴージャス。 そんな概念をくつがえす存在。 春の緑に溶けている。 見つけた花、みっつ。