2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
いつからあるのか忘れるほど。 毎年毎年咲き続け。 いつの間にやら人気者。 前半終了、夏越の大祓。
てっぺんまで蕾が開いたら梅雨明け。 思い出の土手で見た風景。 青い空に高々と。 並んだ姿は取り戻せない時間の花束。
荒れ果てた古屋の庭。 一面に咲いていたのは一重咲き。 子供たちの声が響く庭。 ガーデニングが似合う八重咲きの花。
青紫にけむる穂。 香りは記憶を呼び覚ます。 遠く離れた友の行方。 健やかであることを祈るギフト。
どこがどうなってあの実に? 調べてみたら目立つのは雄花。 秘すれば花なり。 女は秋の祭りを待つ。
優しい色に似合わず強健。 荒地や畑地でドンドン増える。 そういう人っているよなあ。 気圧されてへこむ自分。
薄暗い梅雨空。 白く明るい一角。 ソフトクリームを思わせる花筒。 日に日に高まる夏への期待。
朝一番の散歩道。 チアリーダーのような花に出会う。 ホットリップスという品種名。 やけどしそうな若さ弾ける。
土色の沼がミルミル緑色に変わる。 あちらとこちらを隔てる水面。 何かの拍子にあちらへ滑り込んだら… あふれる生命力が私を呼ぶ。
しっぽは自由の旗印。 先端に向かって徐々に開花。 ご機嫌いかが?となびいてる。 風のように生きてごらん!と挑発する。
遠い異国の地にて。 圧倒的体力と環境の違いを乗り越え。 走りボールを追いかける。 エールを送ろう、我らの誇りに。
梅雨空が続いて気付くありがたさ。 青い空の清々しさ。 陽の光の温かさ。 閉塞感からの逃亡。
鮮やかな紅紫色。 葉と茎は光りフランネルの綿毛。 遠い欧州から渡来した。 今やすっかり永住権を獲得。
暗くなりがちな梅雨の日々。 一瞬の晴れ間でも眩しく輝く。 必要なものは必要なところにある。 自然界はぬかりがない。
いつも湿っぽい場所。 小さな天使のように群れている。 流氷の下のクリオネを連想。 だれもがこの世を漂っている。
山あいの田を渡る風。 水中をオタマジャクシが行きかう。 猛スピードで成長する稲。 迷っている時間は自然界にはない。
梅雨の晴れ間。 思いのほか強い日差し。 不似合いなほど優しい色。 河川敷を埋め尽くすあの風景のあの人。
ニャンコが大好き。 マタタビの仲間。 バブルの時代の置き土産。 枝や根が恍惚感を与えるみたい。
櫻の字は元はユスラウメのこと。 貝のイヤリングをした女性に見立てた。 日が差せばルビーのように輝く実。 耳元で揺れたら夏を誘う。 tantan10.hatenablog.com
ホタルが雨宿りしに入ったなら。 行燈のように灯がともるかな? 霧にかすんだ山道に灯る。 夜道を照らす姿を想う。
小さな黒いツブツブのタネ。 か細い姿で越冬。 日に日に丈を伸ばし開いた青花。 憂鬱な雨粒はサファイアのよう。
眠気を誘う昼下がり。 生き生きと咲く一重の花。 何度刈られても平気。 温室育ちには真似できない生き方。
オタマジャクシが泳ぐ田んぼ。 カエルが跳び出す畔道。 霧の中から浮かび上がる。 化粧筆のような赤紫色。
フッとした瞬間に立ち上る甘い香り。 日ごとにツルを伸ばし前進。 短い夏にどれだけ成長できるか? そんな勝負に賭けている。
豊満な美しさ。 我が世の春を謳歌。 自分にはないからこそ惹かれる。 そんな現実を突きつけられる朝。
すっかり緑が濃くなった山肌。 風になびく白いハンカチ。 ヒラヒラと手招きしてる。 山へおいでと誘ってる。
田植え花との異名あり。 かつては山の斜面に自生。 斜面がコンクリートに変わり。 田植えが機械化されてもド根性。
地面に散り敷いている白。 呼ばれているように見上げると。 朝日に映える鈴なりの花。 今年も会えた、ありがとう。
よく見ると沢山の花の集合体。 一つ一つがしっかりマメ科の特徴。 牧草、薬用ハーブ、肥料に大活躍。 遠い日の花冠の思い出が愛おしい。
丈夫が取り柄で苦にしない。 いつでも葉っぱは艶々で。 車輪状に広がる枝先に梅の花。 「ドンと来い!夏!」って言ってるみたい。