淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オニドコロ

ヤマイモの仲間。 アクセサリーのような造形。 このまま翡翠で作ってみたら。 どこかのレディのお気に召すかも。

キノコ6

暑すぎた夏のせいなのか? 毎日、毎日、雨が降る。 地球だってシャワーしたい! 恩恵にあずかるものもいるらしい。

ツノハシバミ(実)

春先に見た長い房状の雄花。 小さな雌花と出会った結果。 今は不思議な形の実となって。 秋には香ばしいナッツとなる。 tantan10.hatenablog.com

タカサゴユリ

どこからともなくやって来た。 毎夏、純白の花が増えていく。 今年の開花は遅かった。 侵入生物でもヤキモキする心。

キュウリ(雄花)

パリッとした食感。 夏の暑い間すいぶん助けられた。 朝露に濡れた毛むくじゃらの姿。 感謝を込めて写真におさめる。

イネ

長い梅雨寒で心配された実り。 田んぼは一面米の香り。 人にとっては苦しい暑さ。 米にとっては天からの恵み。

ヘクソカズラ(花)

花はかわいく、実は金色。 ひどい名前は防衛のため。 誰がつけたか知らないけれど。 新しい名前をつけてあげたい。

クリ(イガ)

遠くから眺めると愛くるしい毬。 雌花が姿を変えて棘となる。 大昔から多くの命を養ってきた。 女は強いから優しくなれる。 tantan10.hatenablog.com

残照

弱っていく季節は寂しい。 日に日に短くなる明るい時間。 雨に洗われた空が赤く光る。 久しぶりの夕日が心に沁みる。

ツリガネニンジン

すべてが繊細で儚い。 シットリとヒンヤリの両立が不可欠。 人の歩ける道がない。 車中心の道路ばかりの恐怖。

ホオズキ

耳をすませば秋の虫。 鈴なりの実をそっと揺らしたら。 プーっと膨らんだ赤いほっぺ。 リーン、リーンと聞こえそう。

ヒヨドリバナ

日当たりの良い斜面。 草むらで蝶を呼び寄せる。 フジバカマと双子のような花。 渦巻ストローが必需品の蜜。

ハナトラノオ

まっすぐに空を目指して伸びてる。 植物にしては茎も花も直線的。 青を含んだピンク色は残暑を冷やす。 メトロノームのように揺れる花穂。

ススキ

山の夏は短い。 台風が砕け雲はバラバラになる。 街は焼けるような暑さでも。 秋風に尾花がなびく。

イチジク

ねっとりとした食感。 実の中に花が詰まっている不思議。 禁断の果実はそろそろ食べごろ。 高齢者には特に人気があります。

クズ

ツクツクボウシの鳴く晩夏。 ツルっとした和菓子が恋しい。 邪魔者扱いしてるけど。 本当はとっても役立っている。

オミナエシ

ススキの中に紛れて立つ。 万葉の頃にはありふれた風景。 今ではすっかり珍しくなった。 秋という季節が危ういように。

キキョウ

青紫の花は涼しげ。 夜明けの直前の空の色。 風船のような蕾が弾けて。 夜明けの星が地上にて輝く。

ムラサキシキブ(花)

晩秋の野山を紫で彩る。 目立たない小さな小さな輪廻。 ハチたちが次々と訪れ受粉。 紫に実ったら小鳥たちの出番。

キカラスウリ

夜の貴婦人。 日没とともに開花。 レースのような繊細な花弁で装う。 一夜限りの命がせつない。

ブドウ

水玉模様が連なって。 ペリドットの房となる。 口に含めば熱い甘美。 夏の神からの賜りもの。

鉤状雲

夕立があった次の朝。 久しぶりに虹を見た。 見ている間にみるみる失せて。 空には逆巻く秋の波。

ミソハギ

もうすぐお盆。 お世話になったたくさんの魂たち。 半分以上があの世に転居。 いつかは自分もあの世に転居。

アサガオ

小学校にあがって初めての夏休み。 日本人ならたいてい朝顔の観察。 眠い目をこすって描いた絵日記。 行く末に広がる困難も知らずに。

オニユリ

食べそこねた百合根。 庭の片隅に植えたのは数年前。 年々増えて盛夏を彩る欠かせぬ存在。 食べずに植えたお礼かな?

ボタンヅル

線香花火のような花。 可愛いけれど有毒植物。 あぜ道の低木に巧みに這い登り。 チャッカリ自分がベストポジション。

モモ(実)

甘い香りと瑞々しい果肉。 蒸し暑く厳しい日本の夏。 優しく心と体を労わる果実。 桃太郎は邪気を祓ってくれる印。

出穂(しゅっすい)

人間にとっては厳しい暑さ。 稲にとっては成長のエネルギー。 全精力を穂に注ぐ。 実りの秋へ全力投球。

サルスベリ

真夏の空に映える紅。 熱風に煽られて次々と咲く。 暑い暑いと言いながら どこか楽し気な百日間。

ムクゲ

真っ直ぐ伸びた枝に朝日。 真っ白な花は何色にも染まる。 洗いざらしのシャツのような花弁。 ノーアイロンが似合う夏。