淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

夜明け

山かげから太陽が顔を出す瞬間。 朝焼けの空にシリウスが去る。 赤黒く照らされた雲のグラデーション。 期待に満ちる今日という日。

ドングリ(実)

帽子をかぶった若い実たち。 地面に落ちたら旅の始まり。 無事に大樹に育つのはいくつ? 転がり続ける前へ前へ!

ケイトウ

名前の由来は毛糸玉だと勘違いしてた昔。 長じて鶏のトサカのことと知る。 言われてみれば納得だけど。 やっぱり私にとっては毛糸玉。

ツリフネソウ

薄暗い雑木林の縁。 ジメジメとした橋の下。 ひそやかに群れている宝石たち。 地中に眠る命の発露。

白ハギ

枝垂れた枝からこぼれ咲く。 サラサラ眠気を誘う風。 夏の疲れが出る頃と。 労われ、労わろう秋の身体。

スワン

久しぶりに空に文字。 最初はアルファベットのSのよう。 みるみる水面を滑る白鳥となり。 あっという間に諸行無常。

ヒガンバナ

渋い花が多い秋。 今年はずいぶん遅刻して登場。 めまぐるしく変わる地球の気候。 体内時計が狂うのも無理もない。

イヌタデ

アカマンマはお赤飯。 食事作りがマンネリ化。 もう一度ままごと遊びの時の気持ち。 思い出してトライ!

ヨメナ

野菊の仲間は無数。 春から秋まで至る所で花開く。 夏の派手さはないけれど。 日々改善という小さな進化を続ける。

朝焼け

日に日に気温が下がる。 暑かった日々はもう遠い。 空は刷毛ではいたような雲。 夜と朝の狭間の静寂。

アオハダ

愛らしい赤い実たち。 最近人気のシンボルツリー。 緑と赤のコントラスト。 クリスマスカラーにはまだ早い。

里芋の葉を転がる水滴。 面白いくらい水を弾く。 科学ではロータス効果と呼ぶらしい。 光が射せば虹色のプリズム。

赤シソ(花)

和風ハーブの代表格。 葉は梅干しの色付け。 花穂は刺身のツマ。 他の何物にも代え難い名脇役。

コスモス

冷たい風に揺れる秋桜。 広いスキー場一面を埋め尽くす。 桜色の濃淡が目立つけれど。 白一色だったらどんなだろう。

メドハギ

花はまぎれもなく萩の形。 目処を立てるのメド。 大昔、占いの筮竹に用いた由来あり。 知りたいような知りたくないような未来。

満月

夜明けの空がみるみる晴れ渡る。 雲間から月がおはよう。 足早に高台へ移動。 お疲れ様と見送った朝。

ガガイモ

遠い昔の国造りの時。 小さな神様がこの実の舟に乗ってたそうな。 たくさんの星型の花は毛むくじゃら。 サヤが弾ける頃また会いに来よう。

サフランモドキ

なぜか最初は間違えられていた。 あの高価な香辛料と。 パッチリとした桃色の花。 パイナップルにくっ付いて来たらしい。

シュウメイギク

菊と呼ぶには異形。 本来はアネモネの仲間。 真っ直ぐに伸びる茎は抵抗を受け易い。 秋風を一番最初に感じて吹かれている。

ホトトギス(花)

秋雨に濡れている。 同じ名前の鳥が由来。 紫色の斑点模様。 あのさえずりは今何処。

野分

澱んだ空を巨大な渦巻が掃除。 台風の最後の雲が去っていく。 山の向こうは青々とした空。 清々しい断捨離後の空気。

ニラ(花)

食べごろを過ぎた硬い葉。 可憐な花が群れている。 ほんのりと紅差す花びら。 見つめられて恥じらっている。

半月

久しぶりに晴れた夜空。 昇って来た月の横顔。 どこかの会社のマークのように。 今夜はニッコリしているよう。

ヤブラン(花)

小さな粒々は花。 一つ一つが生を全うする。 日向、日陰、湿潤、乾燥。 どんな環境にも文句一つ言わず強健。

サルビア

暑い盛りから彩る赤。 どこの公園でも主役級。 爽やかな秋はクライマックス。 霜が降りる頃、フィナーレとなる。

宿根アスター

秋色の花弁をまとい静かに佇む。 いつだって身近にいてくれる。 ほっこりするキク科植物。 滋味深い存在。

旅立ち

今年生まれたツバメたち。 すでに準備は整った様子。 あとは一気に南まで。 風が吹くのを待っている。

ヤマボウシ(実)

清楚な花が今はこのように変身。 ちょっとグロテスクな容姿。 だれよりも早く色付き。 もう仕事納めの準備を始めている。 tantan10.hatenablog.com

キノコ7

雨のやみ間をぬって歩く。 目を凝らせば小さな小さな傘の群れ。 半透明のビニール傘たち。 透けて見えるのは逞しい命。

キツネノカミソリ

春にせっせと葉を茂らせて。 養分を蓄えたのは花のため。 薄日がチラチラ射す森の中。 自然はやるべきことをやっている。