淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

水鏡

晴天の朝ほど日の出時の気温は、低くなりま す。 まして風もない田んぼは、鏡のような水面を 保って太陽が、山の向こうから昇って来るの を静かに待っています。 薄暗い中、散歩に出て行く私に母は怖くない のか?と尋ねます。その度に怖くない、と答 えます…

ため池4

冬の最も寒い時期、全面結氷していたため池 の氷は、今すっかり溶けました。 この日は2羽のカルガモが池の中心でのんび り日向ぼっこしていました。 私にはまだまだ寒いと感じる空気でも鳥たち には春に感じられるのでしょう。 カルガモをもっと大きく写真…

雪解け

毎朝雪が降り、積もります。 あっという間に一面白くなり、絶望的な気持 ちに襲われるけれどしばらくすると止む日も 多くなりました。 雪の質も変わって、最近は水分が多くビチャ ビチャしています。日が射し始めると木の枝 にのった雪は、たちまち雫を滴ら…

氷穴2

私の住む辺りは、ため池の他に沼もあちこち にあります。 池と沼の違いは厳密にはないそうですが、一 般的には池は人工的に作ったもので沼は自然 に水が溜まって出来たものをさすようです。 そう言われればそうかも。 沼のある所は、大抵山の陰になる場所で…

ため池3

車道は除雪車も来て次々と車も通るのですぐ 雪は消えますが、逆に歩道はほとんど人が歩 かないため雪がなかなか消えません。中途半 端に溶けては凍るを繰り返しているため余計 歩き難くなっています。このところ少し気温 が上がって、やっと歩ける道になった…

ツララ3

朝まで雪が降っていた空が雲ひとつない快晴 に変わりました。 家の近所を歩いていてあまりの空の青さに顔 を上げると街灯の笠の縁にツララが伸びてい るのに気づきました。 全長20㎝くらいの透明なスティックは日の光 を透過してキラキラと光っています。 ツ…

ため池2

しばらくご無沙汰だった、ため池へ氷もそろそ ろ溶けたかもしれない、と思って行ってみまし た。岸に近い周辺は少し溶けていますが、中心 部はまだ白く厚さがあるようです。 昨年までは凍っても2、3日するとすぐに溶け てしまうほど薄い氷だったのですが、…

ツララ2

ようやく足元の雪が消えて歩き易くなったので 毎年、ツララが出来る山の斜面に行ってみま した。 この場所は、年中じわじわと水がしみ出して いて毎年ツララが出来ているので今年はどんな 感じに出来たかなぁと楽しみにしていました。 今年の私の第一印象は…

お天道様

ようやく雪が止んで青空ものぞいてきました。 先日雪かきをしたのと同じ分だけまた車や玄関 周りに雪が積もっていたのをイチからやり直し です。 同じ作業でも青空と太陽に炙られながらやるの は、気持ちが全然違うということに気が付きま す。車の屋根の雪…

白露

砂漠地帯にお住まいの人が聞いたら怒られそう ですが、もう雨にはウンザリです。 一日中降っているならあきらめもつくのですが 青空がのぞいたので、期待して洗濯物を干すと 干し終わった頃ザーっと降ってきて、慌てて取 り込むとまた晴れてくるという思わせ…

おひさま

このところ毎日雪が舞う天気が続いています。 暖冬と思ったのは、ただ寒さが出遅れていた だけで、もしかしたらこれからが冬本番?と 思うほど気温が低い日が続いています。 太陽の前に薄い雪雲が横たわっています。 薄日が射しているのに雪は絶え間なく空か…

ツララ

今年一番の冷え込みの朝。 お昼近くに山肌から水がしみ出している場所に 行ってみると案の定ツララが少し出来て いました。 朝の冷え込みがウソのような穏やかな 陽だまり。頭上をトンビが2羽静かに 旋回していました。 耳を澄ませば、ツララの先からはポタ…

ため池

散歩コースの途中に所々ため池があります。 多分、農業用のため池だと思われますが たまにコイやカモなどが泳いでいたりも します。水はそれほどきれいではありませんが 夏はウシガエルの野太い声も聞こえます。 最近は農道でもアスファルトで舗装されている…

流水

いつもはカラカラの用水路。 激しい水音をたてて清流が出現。 人家に襲いかかる濁流。 この国は諸刃の剣に満ちている。

朝露

帽子を忘れて早朝散歩。 耳が痛いほど空気が冷たい。 いつの間にやら季節は進み。 二十四節気もうすぐ寒露。

里芋の葉を転がる水滴。 面白いくらい水を弾く。 科学ではロータス効果と呼ぶらしい。 光が射せば虹色のプリズム。

アサザ

日本は水に満ちている。 あふれる前に水たちを。 砂漠に運ぶ手立てがないものか。 キュウリに似た花とスイレンに似た葉に問うてみる。

水草

土色の沼がミルミル緑色に変わる。 あちらとこちらを隔てる水面。 何かの拍子にあちらへ滑り込んだら… あふれる生命力が私を呼ぶ。

水田

山あいの田を渡る風。 水中をオタマジャクシが行きかう。 猛スピードで成長する稲。 迷っている時間は自然界にはない。

早春

溶けたり凍ったり。 日ごとに長くなるツララ。 長くなるほど不安定。 嵐が来るのを待っている。

子供は親の所有物ではない。 子供は一人の人間。 生れ落ちた時、すでに意志がある。 たとえ親でも踏みにじる権利はない。

結露

窓にはりついた無数のレンズ。 一つ一つが風景を拡大する。 乱反射する光は水晶玉。 近い未来が映っている。

氷結

凍りついた池。 太陽の柱が映っている。 遠く離れた今。 復活の時をただひたすらに願う。

冒険

息を切らして昇って来た山。 ぽっかりと開けた場所。 穏やかな海があった。 広い世界があるよと呼んでいた。

薄暮

小さな池。 鏡のように周囲を映し出す。 暮れていく空。 眠りにつく木々。 もう一つの世界への門はここにある。

水面

ひとつとして同じ模様のない木の葉たち。 じっと受け止めて続けている暗い沼。 水中から透けて見える木の葉の色。 同じだろうか?違うだろうか?