淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ピラカンサ(実)

たわわに実った真っ赤な実。 災害続きの一年でも豊作。 鋭いトゲも平気な鳥たち。 今年もレストランは開店してます!

ツワブキ

ツヤツヤの葉と明るい黄色。 薄暗い場所に光を集める。 霜月の憂鬱は目前。 心を温めて冬に備えよう。

キノコ9

適度な気温と大量の雨。 我が世の春と増え続ける。 山は怒りを水として吹き出し続ける。 眠っていた胞子が覚醒する恐怖。

リンドウ

秋が深まった頃。 筆の穂先のような蕾をユルユル開く。 瑠璃色は人知を超えた光。 見えたと思えばたちまち翳る。

紅葉

嵐の去った朝。 青空に色付いたハナミズキが映える。 上空には薄くスライスした大根のような月。 あそこから見える地球はいつも美しいらしい。 tantan10.hatenablog.com

日向ぼっこ

ほころび始めた菊のうえ。 2匹のバッタが寄り添っている。 「冷えるようになりましたね~」 そんな会話が聞こえそうな気がする。

イモカタバミ

クローバーによく似た葉。 大きな四つ葉はないものかと。 何度も探してみたけれど。 平凡こそが幸せと諭してくれる花。

カリン(実)

春の可憐な花に一目ぼれ。 友にねだって種を分けてもらう。 種から育てて実るまで何年? せめて花だけでも見られることを願う。

日暈(ひがさ)

雲の後ろに太陽が隠れた時。 雲の縁は虹色に光る。 地球は一期一会の美で満ちている。 気付くか気付かないかは自分次第。

ナナカマド

背高ノッポの寒さに強い木。 初夏に咲いた真っ白な小花の塊。 夏の日差しをたっぷりと蓄え。 冬鳥たちの来るのを待っている。

セイタカアワダチソウ

休耕田を埋め尽くす黄色の群落。 稲刈りの済んだ田んぼの横は花盛り。 アレルギーの元凶の濡れ衣を被り。 秋風になびく姿はただ美しい。

廃校

山の麓の集会所。 いつも寂しそうに佇んでいる。 賑やかな声が響き一緒に過ごした時間。 今日も子供たちが戻ることを夢見ている。

星影

秋の夜長に親しむ。 太陽は日に日に寝坊。 地上の花は天へと還る。 星巡りを楽しむ季節の到来。

カキ

青空をバックに甘くなる。 秋の夕焼けを集めた果実。 橙色に熟れていく。 ただ燦々と陽を浴びられる幸福。

ヒメツルソバ

山から駆け下りて来る季節。 ヒマラヤ原産でも霜が降りたら冬眠。 つかの間の陽だまりで。 こんぺいとうの花は開く。

秋空

羽毛布団を破ったら。 こんな風に飛び散るのだろうか? 遠くにトビの声がする。 散り散りに飛ぶ雲に深呼吸。

流水

いつもはカラカラの用水路。 激しい水音をたてて清流が出現。 人家に襲いかかる濁流。 この国は諸刃の剣に満ちている。

キウイフルーツ(実)

4ヵ月前花を咲かせていた。 今は大きな立派な実。 意味なんて求めない。 ただひたすら本分を全うした結果。 tantan10.hatenablog.com

一過

どんなに科学が進歩しようと。 日本中を大暴れ。 寝ぼけまなこで窓を開ければ。 憎らしいほど晴れてる青空。

フジバカマ

決して弱い植物ではない。 それなのに準絶滅危惧種。 涙ながらに訴える少女。 荒れる地球の叫びが聞こえる。

キノコ8

いつだってマイペース。 どこからともなくやってきて。 静かに深く進攻する。 森の奥の穏やかな場所で。

ハナミズキ(実)

風が北西に変わった。 もうここでは日差しも暑くはない。 大人とは「助けて!」と言える人。 紅く熟れた実は鳥たちを待っている。

アケビ

握りこぶしぐらいの紫の実。 昔は子供たちのおやつだったらしい。 今では食べる人も少ない。 翁と媼が懐かしがって昔ばなし。

乱反射

窓に氷が張ったような雲。 朝日を浴びながら雲は散り散り。 空を磨き上げるのは太陽の仕事。 憎まれ役から感謝される存在に昇格。

ガーベラ(赤)

日本の蒸し暑い夏は青菜に塩。 空気が乾いてくると俄然元気。 太陽のように陽気に伸びる。 この存在感にタジタジ。

コムラサキシキブ(実)

夏に咲いたミクロな花。 いつの間にやら仁丹のよう。 赤よりも紫を選んだのはなぜ? 雨に洗われ艶めく知性。 tantan10.hatenablog.com

朝露

帽子を忘れて早朝散歩。 耳が痛いほど空気が冷たい。 いつの間にやら季節は進み。 二十四節気もうすぐ寒露。

サンショウ(実)

鳥の仕業か、勝手に庭で増えている。 春の新芽、初夏は青い実で台所で活躍。 蝶々たちにも大人気。 秋に熟せば七味唐辛子に入ってまた来年。

マリーゴールド

空は高く青くなっていく。 沈みがちな色が多い秋。 メキシコ生まれの元気を分けてもらう。 今日は自分で自分をあやす日。

キンモクセイ

少し前まで硬い蕾。 気温の上昇で弾けるように開花。 少女が無心に花を集める。 遠い記憶を呼び覚ます香り。