淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ミント

梅雨明け後の連日の酷暑。 フッと触れた枝先に振り返れば。 かすかに香る冷涼感。 そうそう君が頼りだよ。

ネムノキ

淡紅色の長く美しいおしべ。 花火のように弾けて。 炎天下の疲れを癒すように。 夜になると葉を閉じておやすみ。

ヤマユリ

気温上昇と共に次々開花。 甘く濃厚な香りに酔う。 ユリの王様ここにあり。 そんな声が聞こえそうな真夏日。

オオハンゴンソウ

最初は園芸植物として来日。 でも今は人の都合で駆除対象。 鮮やかな黄色はヒマワリに似て。 人を勇気づけていたはずなのに。

西洋ノコギリソウ

古くからの薬草。 英雄にちなんで別名アキレア。 ハーブの世界ではヤロウ。 いつも元気でいないとならない人の味方。

台風

まとわりつくような空気。 明けそうで明けない梅雨空。 暗い雲の向こうに見えた兆し。 低気圧から解放されたい頭痛持ち。

アルストロメリア

畑の一角。 にぎやかに彩る斑点模様。 沈む気持ちを引き立てて。 日照不足の野菜たちを応援している。

キノコ5

とうとうお出まし。 土の中の胞子が目覚め。 しっとりと濡れた草のベッドから。 呼びました?と応えるように。

ゼラニウム

休み休み、常に側にいる。 厳冬の室内で。 曇天の続く庭で。 やけになる気持ちに寄り添う花。

ブルーベリー

春、ドウダンツツジにそっくりな花。 夏、実りの時期を迎えた。 雨に洗われ小鳥たちを待つ。 御相伴にあずかる私たち。

カンゾウ

別名忘れ草。 一日花のせいなのか? 忘れてしまうこと。。。 忘れられないこと。。。

ヤブガラシ

勢いよくグングン伸びている。 本当に夏が来たんだと教えてくれる。 元気過ぎて憎まれるけど。 金平糖のような花が憎めない。

マツバボタン

幼き頃に憶えた名前。 炎天下をものともせず。 遊んでいた側にいつもあった。 今はポーチェラカと呼ばれることを知る。

空模様

霧、靄、雨。 長いこと御無沙汰な広い青空。 会いたい人に会えないような。 もどかしい想いが煮詰まっている。

コマツナギ

昔、昔、人が馬で移動していた頃。 草地で馬をつなぐ丈夫さをかわれた。 ハギによく似た可憐な花。 思わず手折って連れ帰りたくなる。

ノウゼンカズラ

梅雨寒が続く中。 待ちきれずに真夏の花。 強い日差しが似合うのに。 早くお天道様に会わせてあげたい。

ナンテン(花)

一年の始まりの縁起物。 赤い実はまだ白い花。 散り敷いた花粉は生き物達の労働の成果。 報われる頃、生き物達はいない。

クレオメ

ぼんぼりのような花のかたまり。 夕暮れの風にユラユラ。 ノンビリと揺れるリズム。 張りつめた心をほどいてゆく。

ネギ坊主

花屋に並ぶ桃色の仲間たち。 畑に並ぶ白色の仲間たち。 それぞれに使命がある。 優劣はない、ただ出来ることに励もう。

アベリア

車が多く行きかう道。 車道と歩道を隔てて人を守る。 排気ガスや夏の照り返しにも負けない花。 文句ひとつ言わない強さに完敗な我。

ネジバナ

人生は螺旋階段。 一段一段昇って一周する。 同じ場所に戻ってしまってガッカリ。 でも、少しだけ高い位置から見えている。

マツヨイグサ

アメリカ大陸出身。 初夏から晩秋までの一日花のはず。 曇天続きの最近は夜勤から連続24時間勤務あり。 この国はブラックなこと多々あり。

ギボウシ

山路を歩く。 所々で目にするスレンダーな姿。 自己主張はしないけれど。 静かにたたずむ知的な人を思わせる。

ナツツバキ

薄紙のような花びら。 雨に打たれて無残に落ちる。 落ちる音が聞こえるような。 別の季節に咲かせてあげたい花。

ガクアジサイ

青空が恋しい日々。 空から降りてきた青色色素。 ジャパンブルーは藍の色。 循環する青のリレーションシップ。

アサザ(花)

日本は水に満ちている。 あふれる前に水たちを。 砂漠に運ぶ手立てがないものか。 キュウリに似た花とスイレンに似た葉に問うてみる。

ユリ

雨に濡れても凛としている。 どんな花に混じっていても。 どこに置かれても。 そういう人に私もなりたい。

ワルナスビ(花)

晩秋、黄色いトマトのような実。 今はナスやジャガイモにそっくりな花。 薄紫の花に罪はない。 人間も同じかも、逞しさゆえ嫌われる。

クチナシ

気温が上がるとともに香る。 甘く、気怠くまとわりつく。 空気が透明感を失う。 体内に閉じ込められるような季節。 tantan10.hatenablog.com

マタタビ

山肌ではためく白い葉。 遠目には太陽の乱反射。 周囲の木々にからみつき上昇する。 より多くを求めて...。