淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

野蚕(やさん)

雑木林には、春から秋の間は草が生い茂って 入っていけない道があります。そんな道も 冬のこの時期だけは通ることが出来るので 雪がほとんど消えたころ行ってみました。 一応、斜面には木段が組んでありますが、あ ちらこちらから木が倒れかかっていたり、ツ…

ハクモクレン(冬芽)

ハクモクレンの花が咲くのはまだ2ヵ月以上 先になりますが、冬芽は少しずつ大きくなっ ています。大きい方が花芽で脇の小さい方が 葉芽になります。 毎年のことながらこの花が咲き始める季節は 春の気配が目に見えてはっきりしてくる頃で ウキウキとする嬉…

ワルナスビ(実)

冬でも日当たりの良い歩道脇でワルナスビの実 を見つけました。 小さなプチトマトのような実はナスというより トマトにそっくりですが、ナス科の有害雑草で 畑の嫌われ者です。 ナスの花にそっくりな花は薄紫色から白色で とても美しいと思うのですが、茎や…

ため池2

しばらくご無沙汰だった、ため池へ氷もそろそ ろ溶けたかもしれない、と思って行ってみまし た。岸に近い周辺は少し溶けていますが、中心 部はまだ白く厚さがあるようです。 昨年までは凍っても2、3日するとすぐに溶け てしまうほど薄い氷だったのですが、…

アジサイ(花)

フクジュソウが咲いた暖かな日は一日だけで またドンヨリと曇った寒い日に逆戻りとなり ました。まだまだ冬の勢力が強いということ です。まあ、雪が降らないだけマシと思って 我慢するしかありません。一度咲いたフクジュ ソウも寒さを寄せ付けないように再…

フクジュソウ(花)

今年一番最初に庭で咲いた花は、やはりフク ジュソウでした。 花芽を確認したのが丁度2週間前で寒い日々を ジーッ、と耐えて前日のお湿りと快晴の太陽か らの温もりを一身に受けて開花しました。 実は、この花は2週間前の花芽とは違う株から 咲いた花です…

今日の空67

久しぶりに夕焼け空を見ることが出来ました。 大寒を過ぎてからなんとなく空気が少しずつ 緩んできているような気がします。 毎日刺さるような冷たさだった空気が少しだけ ふんわりとした感じがします。 ただ、その分空気の透明感は失われたようで 空の色は…

ハンノキ(実)

そろそろマンサクの花が見られるのではないか と雑木林に行ってみました。 残念ながらまだマンサクは咲いていませんで したが、蕾はだいぶ膨らんでいました。 斜面をウネウネと下って田んぼに下りる途中で ハンノキの球果を見つけました。これまで何度 も通…

スギ(実)

このところ雑木林の中を歩くと落葉に混ざって スギの実が落ちているのが目立ちます。 スギの実は、先日記事にしたマツボックリと 同じように正式には球果と呼ばれます。 球果は種を格納していて種子の散布を風に頼 っている植物が作る器官です。 スギの球果…

今日の空66

寒さの底といわれる大寒の朝に父が運転免許証 の更新に行くと言い出したので慌てて出かけま した。 これまでは車で免許センターまで行っていたよ うなのですが、真冬の遠距離ドライブは流石に 不安で電車で行くことになりました。電車で行 く場合は、別の場…

ツノハシバミ(蕾)

昨年末に見た時はまだ小さかったツノハシバミ の蕾がだいぶ大きくなってきました。 枯れたベージュ色ばかりの雑木林の中でじっく り観察しないと見過ごしてしまうほど風景に 同化しています。雌花の蕾も小さく写真には写 っていますが、目立ちません。 毎年…

ウメ(蕾)

私より南の地方に住む友人からのメールには ウメの花がちらほら開いているのを見かけた と書かれてありました。 ああ、そうだなぁ~あの辺りではそろそろ そんな季節なのだ、と思い出しています。 特に紅梅は日当たりの良い場所にあるものは 1月中旬を過ぎ…

今日の空65

ようやく曇り空から解放されて久しぶりの 晴天。その代わり朝はまた氷点下の冷え込み となりました。 冷え込んでも晴れてくれれば私の場合、気持 ちは上向きになります。太陽の光に当たらな いとやる気がちっとも沸いてきません。 冬になると毎年思うことは…

ツララ2

ようやく足元の雪が消えて歩き易くなったので 毎年、ツララが出来る山の斜面に行ってみま した。 この場所は、年中じわじわと水がしみ出して いて毎年ツララが出来ているので今年はどんな 感じに出来たかなぁと楽しみにしていました。 今年の私の第一印象は…

マツボックリ

マツボックリは、松の種が入っている果実だと 思っていましたが、実際は果実ではないという ことを最近知りました。果実と呼ぶのは雌しべ の子房が受精によって大きくなったもの。裸子 植物であるマツの仲間のマツボックリは、正式 名称は球果と呼ばれます。…

今日の空64

このところ夕焼け空になることはありません。 夕方になるといつも灰色の雲が西の空を覆って いるからです。 ただ時々、申し訳程度に日が沈んだ場所がオレ ンジ色に染まっている時があります。 ほとんど灰色の中に差し色のようにオレンジ色 が入ると洒落た感…

ヒヤシンス(芽)

同じ雪でも低気圧が日本海側から来るのと 太平洋側から来るのでは雪質が全然違うこと に気が付いた今冬。 これまでは、比較出来るほど頻繁に雪が積も らなかったので気づきませんでした。 今回は、太平洋側から来た低気圧に伴った 雪だったので水分が多く溶…

モウソウチク

青空の下でユラユラと左右に大きく揺れている 大きなタケはなんとも気持ち良さそうです。 ここだけ切り取ると毎日雪が降る日々がウソの よう。下から上まで真っ直ぐに伸びたタケたち は陽が当たり始めるとサッサと雪を払い落とし 若緑色の葉を風になびかせて…

ザラメ雪

田んぼのあぜ道にはザラメ雪が出来ています。 降った雪が日中溶けて夜になると凍ることを 繰り返して出来る氷の粒です。厳密にいうと 降ってくる時にザラメ雪というものはなく、 地上に降り積もった雪が変化したものをザラ メ雪と呼んでいるだけですが。 ザ…

オニドコロ(実)

翡翠色のネックレスのようだったオニドコロ の実は今はカラカラに乾いています。既に中 に入っていた種もほどんどなくなっていて、 晴天の日には少し光沢があってピカピカと光 って見えます。 オニドコロは、ヤマノイモの仲間で姿形も大 変よく似ていますが…

フクジュソウ(蕾)

庭の日当たりが良い一角からフクジュソウの 芽がのぞいてきました。毎日雪が降っては消え ることを繰り返している場所です。近寄って よく見ると一番先端からはかすかに黄色い花弁 がのぞいています。 フクジュソウの輝くような黄色の花弁は、太陽 の色その…

雪原

今朝は、雪が降らない代わりにこの冬一番の 冷え込みでマイナス8度くらいまで気温が下 がったようです。 窓という窓に氷が貼りつき朝刊を取りに玄関の ドアを開けようとしても開かなくてビックリ! 身体ごと体当たりしてようやく外へ出ました。 夜中に地震…

ムクゲ(実)

私の住む地域は、思っていたほど低気圧の 影響なく、雪も今朝は少ししか積もっていま せんでした。 白い雲に埋め尽くされた空からは、時々弱い ながらも太陽がのぞいています。 昨日は、父の運転免許証の更新に伴う高齢者 講習に付き合って自動車学校へ行き…

今日の空63

コロナ禍でなるべく外出しない方が良いと わかっているのに父と母のそれぞれの用事に 付き合うと私は毎日のように外出しているよ うな感じになってしまう今日この頃です。 そうでなくても連日の雪かきで疲れている のに私がコロナになったら2人はどうする …

雑木林3

雪化粧した雑木林は 少し青味を帯びて美しい です。 ところが、不思議なことに雪が止むと枝や幹 に積もった雪はたちまち溶け始めます。まる で木にも体温のようなものがあるかのように。 雑木林の大半は、落葉樹のため冬の間は葉が ありません。生きてはいま…

ハボタン(葉)

毎年ハボタンが植えられる場所は、日当たりが あまり良くないため積もった雪がなかなか溶け ずに残っています。 かき氷のような雪を載せたハボタンは、特に 痛んだ様子はなく元気そうで安心しました。 暖房の効いた部屋にいても寒い寒いと言ってい る私は、…

有明月

夜明けの空に浮かんでいる月。 雪が降らない夜は冷え込みが厳しいです。 結露した窓はガチガチに凍りついて開かなく なります。 夜中に星を見ることも叶わなくなり、温かい 布団に早々に退却するしかありません。 お正月は苦手です。 そもそもいつものリズム…

アオキ(実)

冬の雑木林の中で青々とした実を光らせて いるのはアオキの実です。 この時期、雑木林はほとんど生き物の気配も なく静かで冷たい空気に満ちています。 アオキは、常緑の低木で四季を通じて葉も枝 も緑色なためつけられた名前です。 日陰でも育つため、雑木…

お天道様

ようやく雪が止んで青空ものぞいてきました。 先日雪かきをしたのと同じ分だけまた車や玄関 周りに雪が積もっていたのをイチからやり直し です。 同じ作業でも青空と太陽に炙られながらやるの は、気持ちが全然違うということに気が付きま す。車の屋根の雪…

今日の空62

年末からずっと雪が降ったり止んだりして います。 雪の量はそれほどではありませんが、気温が 上がりません。そのためか、雪質が北海道の 雪に近づいています。 水分の少ない雪は、踏みしめると片栗粉の ような感触で足裏でキュッキュッと鳴ります。 細かい…