淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

レンギョウ(花)

f:id:tantan_10:20200402100824j:plain

レンギョウの花が咲き始めました。

空気が湿気を含むようになると枯れ枝のよう

だった節々に黄色い滴型の蕾がミルミル膨ら

んでそれがあっという間に弾けます。

薄暗い場所もカナリアイエローの花が咲けば

パアッと明るくなり、遠くから見てもあそこに

レンギョウが咲いているとすぐわかります。

同じように咲いているレンギョウの花ですが

良く見ると花びらが細いもの、ふっくらと

丸みを帯びているものなど色々な種類がある

ことがわかります。

非常に丈夫な木で枝垂れた枝が地面に刺さる

とそこから根付いたりするほどです。

また、果実は漢方薬として利用されていて

薬局で売られている銀翹解毒散は抗ウィルス

作用があり、インフルエンザの治療薬として

利用されています。

外出もままならず鬱々とした気分になりがち

ですが、雨にも負けず明るい色を放っている

花を眺めていると少しだけ心が軽くなるような

気がします。

 

tantan10.hatenablog.com

今日の空27

f:id:tantan_10:20200329105930j:plain

今日から4月。

朝からモワッとする空気で昨日までの寒さが

ウソのようです。

一向に静まらないコロナウィルスの話題ばかり

です。

本来なら今月あたり、隣りの県にある本籍を

今住んでいる場所に移す手続きを本籍地のある

役場へ行ってする予定でしたが、出掛けて

行って良いものか迷っています。

隣りの県なのにすごい僻地で公共交通機関

行くとなるとかなり時間がかかるので1泊2日

になるため私一人で行ってくる予定です。

郵便で出来ないこともないらしいけれど最後に

その地を見てみたいという想いもあって出掛け

るつもりでした。

今は親戚も誰一人として住んでいない本籍地に

父はこだわり続け住所は変わっても本籍だけは

ずーとその地においたままでした。

もしもの時、あんなに遠くだと手続きが大変

だから移そうと言い出したのはこの頃こと。

雪深い地だから雪が消えた頃と言っていたのに

雪じゃなく目に見えないウィルスに行く手を

阻まれてなんとも皮肉な巡り合わせです。

タネツケバナ(花)

f:id:tantan_10:20200331100128j:plain

タネツケバナの花があちらこちらで見ら

れるようになりました。

小さな小さな花ですが、私はこの花が

好きです。いわゆる雑草の一種ですから

道端のちょっとしたスペースで見つける

ことが出来ます。良く見ればアブラナ科

一種なので菜の花にそっくりです。

先日、母とGoogleマップで大昔住んでいた

場所の地図を見ていました。

そういえば、通っていた幼稚園はまだある

かな?と思って検索するとちゃんとまだあり

ました。少し建物が立派になっていました。

私は幼稚園に入ってたくさんのお友達がいる

のに自由時間になるといつも同じA子ちゃんと

ばかり遊んでいました。

母は、先生にもっと色々な子と遊ぶよう注意

されていたそうです。

母とA子ちゃんのお母さんも仲良しで今でも

時々電話でおしゃべりするほどです。

今で言うママ友です。

今思えば、A子ちゃんもA子ちゃんのお母さん

もとっても素朴で誠実な人柄でした。

幼い私は難しいことはわかりませんでしたが、

安心して遊べる相手としてA子ちゃんを直感で

選んでいたのだと思います。

タネツケバナにはA子ちゃんと通じるものが

あると感じるのです。

 

tantan10.hatenablog.com

東山魁夷の風景

f:id:tantan_10:20200330091345j:plain

田んぼの方からスギ林を見ると日本画家の

東山魁夷が描いた北欧の風景にちょっと

似ているように見えました。

昔、住んでいた所の地方銀行が、毎年年末に

東山魁夷の絵を使ったカレンダーを配布して

いたのを思い出します。無料で配布される

カレンダーは、一枚の大判の紙の下半分に

12ヵ月が印刷されていて、その上半分が毎年

東山魁夷の絵でした。

東山魁夷は、北欧の風景がお気に入りだった

らしくまだ海外旅行が一般的ではなかった時代

から北欧旅行をしてスケッチを重ねていたそう

です。つい最近、本を読んで知りました。

彼の絵の大半は、青と灰色の濃淡が階層を作

っている寒色の世界で北の国らしい風景です。

心がシーンとするような、静寂な世界が広がり

ます。カレンダーを眺めていた時には漠然と

していましたが、目の前に似たような風景が

広がってみると画家が描きたかった世界がこの

世に存在するのだと実感出来ました。

今の日本の北欧ブームを東山魁夷が、知った

らどんなことを思うでしょうか?

ちょっと知りたい気がします。

 

満開(梅)

f:id:tantan_10:20200329085924j:plain

東京では桜の花が満開になったそうですが、

私の地域は梅が満開です。

田んぼでは田おこしが始まり、耕されたばかり

の地面にたくさんの小鳥たちがやって来て

土の中で眠っていた虫をついばみ、春の野は

久しぶりににぎやかでした。

のどかな春の始まりだなぁと思っていたら

一転、今朝は、窓の外は雪化粧。

季節は行ったり来たりしながら進んでいくもの

ですね。

揺らぎながらも少しずつ進んでいくのです。

365歩のマーチ♪のように3歩進んで、2歩

下がる、それが普通なのです。

すっかり慣れてしまった、一気に前進する

デジタルな生活は程々にしよう。

幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくの

だから。

ショウジョウバカマ(花)

f:id:tantan_10:20200327141811j:plain

我が家の庭では今年は、ショウジョウバカマ

花がたくさん咲いています。

春以外は地面に這いつくばったような姿ですが

葉の間からピンク色のフサフサの花びらを

ニョキっと伸ばしていくつもの花が咲いて

います。本来は山の湿った斜面などに生えて

いる植物で、雪解けとともに現れて花を咲かす

山野草の一種です。

残念なことに、この辺りでは、野生のショウ

ジョウバカマはもう見ることは出来ません。

我が家の株も、山野草店で購入したものです。

小さな株ですぐ枯れてしまうのでは?と思った

のですが、寒い北国の気候が合ったのか、今

では大きな株に成長して3株に増えました。

環境さえ整えば山野草は、そんなに弱い植物

ではないはずです。

都市化というコンクリートアスファルト

塗り込められた世界は生き物の世界の循環と

いうバランスを断ち切っているのではない

でしょうか?

コロナウィルスの暴走は、そんな人間界の過ち

を警告しているのかもしれません。

小さな花が健気に咲いているのを見るとそんな

ことを感じるのです。

クレマチス(芽)

f:id:tantan_10:20200326101937j:plain

クレマチスが芽吹きました。

冬の間のクレマチスは茶色い紐のようなツル

だけの姿になっています。

植物に疎い人は枯れたのだと思って切って

しまうことがありますが、切り口の断面をよく

見ると中心部分は緑色になっており、細々と

生きていることがわかります。水分が多いまま

だと冬の寒さで凍結して死んでしまうので自ら

水分を必要最低限に絞って、冬眠しているの

です。

春、雪ではなく雨が何度か降るとクレマチス

冬眠から目覚めます。枯れたように見えるツル

の節から緑色の新芽を出して日に日に大きく

なっていきます。この芽吹きの中には蕾も用意

されています。茶色のツルもいつの間にか緑色

に変わっていきます。みにくいアヒルの子が、

いつの間にか白鳥に変わったようにあと2ヵ月

もすれば、大きな風車のような花が開く季節が

やってきます。この地方が1年で最も美しい

季節を安心してに迎えられるよう心から願って

います。

 

tantan10.hatenablog.com

ハクモクレン(花)

f:id:tantan_10:20200325161415j:plain

ようやくハクモクレンの花がほころんできま

した。

青空をバックにした白い花はいつ見ても白い

小鳥のようだなぁと思います。

冬中、花を守っていた一番外側の毛むくじゃら

の殻もそろそろお役御免となる頃です。

長い間、冷たい風から柔らかい花びらを守り

通してきた強面のボディーガードに思わず

「ご苦労様!」と声をかけたくなります。

ハクモクレンは、咲いている期間が短いのが

残念な点です。暖かい日が続くと3日ほどで

咲き切って、あっという間に無残な姿になって

しまいます。

桜のように散り際も美しい花吹雪となることは

なく、白い花弁が茶色くなって落ちている様子

は、1枚1枚が大きいだけに痛々しさが目立ち

ます。

花が咲き始めたら少し寒の戻りがあった方が

花持ちはよくなるのでこの時ばかりは、冬の

後ろ姿に「もう少しゆっくりしていって!」

とお願いしたくなるのです。

 

tantan10.hatenablog.com

カワズザクラ(花)

f:id:tantan_10:20200325093301j:plain

ようやく散歩道の河津桜がほころんできま

した。

首都圏の方で開花したニュースを聞いたのは、

たしか2月の初め頃でした。まだ雪が舞う

こともある当地で日本列島が南北に長いことを

実感するのはこんな時です。

ソメイヨシノより早く咲く河津桜は、1966年に

静岡県河津町で偶然発見された木から全国に

広まった桜だそうですが、こんなに寒い北国に

まで植えられていち早く春の気分を伝えてくれ

ることに感謝します。そして昔住んでいた所の

あちこちの桜たちのことを思い出してあの木々

たちも今年も元気に花を咲かせただろうか、と

懐かしく思いをはせます。

河津桜が咲き出すと他の種類の桜たちの蕾も

膨らみ始めます。

ツバメの先発隊も飛来しました。

コロナウィルスに負けずに春を楽しみたいと思

います。

今日の空26

f:id:tantan_10:20200321140630j:plain

図書館で借りたDVDで久しぶりに映画を観ま

した。

理論物理学者のホーキング博士夫妻をテーマ

にした「博士と彼女のセオリー」です。

母も観たいというので一緒に居間の大きな

テレビで観ることになりました。

普段、私は、両親と一緒にテレビをほとんど

観ません。なぜなら、テレビの音が多き過ぎて

うるさいからです。特に、母はかなり耳が遠く

なっており、適正な音量だとセリフが聞き取れ

ず、何度も番組が進行中にもかかわらず、私に

「今なんて言ったの?」と尋ねます。そして、

私の方も説明している間に話がわからなくなり

全然楽しめずに終わるからです。

一緒に観たいと言われた時、かなり憂鬱な気分

になりましたが、後でパソコンで観直せばいい

か、と思って付き合って観ることにしました。

映画が始まるといつもと違って静かに観ている

ので「あれ?」と思いました。日本の映画や

ドラマを観ている時のように質問攻めにして

きません。この映画はイギリス の映画で音声

は、英語です。そして私たちはもちろん英語が

ほとんどわからないので字幕を読んでいます。

「そうか!字幕か!」と気がつきました。

母のように耳が遠い人には字幕の方が楽しめる

のです。

本当は補聴器を使ってくれるのが一番なのです

が、本人は「あと何年生きるかわからないのに

そんな物はいらない」とかたくなに拒否して

います。今は、補聴器も進化して見た目も目立

たないし、聞こえないと危険なこともあると思

うのですが。。。

最近は、大人用の映画でも吹き替え版が増えて

いますが、母のようにまだ目が悪くなければ

字幕版の方が助かる時もあるのだなぁと気づい

た夕暮れでした。