淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

木々

雑木林7

家の周囲の木々は、色づき始めたと思ったら あっという間に赤茶色の風景に変わってしま いました。 雑木林の奥の方へ入って行けばまだ赤い葉を つけたモミジの木を見つけることは出来ます が、離れて見る風景は穏やかな茶色に埋め尽 くされています。木の枝…

イチョウ(黄葉)

そろそろこの辺りではイチョウの黄葉もピー クを迎えています。 イチョウの手前には柵があっていつもは、柵 に入らず見ています。でも、あまりにも黄色 く色づいているので下から見たらどんな風か 興味が湧いて木の根元から上を見上げてみま した。 逆光で見…

モミジ(紅葉)

今年の秋は、雨が少ないためモミジの色も少 しくすんで見えます。 毎年見事に色づく雑木林のモミジの並木もよ く見ると葉が乾燥してチリチリに縮れている ものがあります。毎年同じように紅葉してい るように見えても実は、一度として同じ色づ き方はしてい…

ケヤキ(紅葉)

買い物に行くスーパーの横のケヤキ並木が、 美しく紅葉しています。 運転しながらでは危ないので駐車場に車を止 めてから再度ゆっくりとケヤキ並木を眺める と同じケヤキの木なのにそれぞれが、違う色 に染まっていることに気づきます。 あるものは、モミジ…

雑木林6

雑木林が少しずつ色付き始めました。 全体から見ればまだまだですが、赤や黄色に 染まった部分が増えています。 中山間地と呼ばれるこの辺りは周囲をぐるり と雑木林に囲まれた田んぼがほとんどです。 田んぼの真ん中に立てば、360度雑木林。 広大な平野に広…

ツタ(紅葉)

今年は、いつもよりツタが真っ赤に色付くの が早いような気がします。 いつも散歩の途中で見る壁にからみついたツ タは、1年中折に触れて眺めていますがやは り秋が一番美しい。 冬は葉が全て落ちてツルだけだった姿から春 になって新芽が芽吹き、夏は緑色…

サルスベリ(花)

真夏の置き土産のようにサルスベリの花が、 咲き続けています。 サルスベリは漢字で書くと百日紅。名前の通 り夏から秋にかけて咲き続ける落葉小高木で す。元々は、熱帯地方に分布する樹木だそう ですが日本では寒さのため落葉樹になってい ます。ちりめん…

クサギ(花)

今年もクサギの甘い香りが漂い始めました。 花や実がついていない時のクサギは、地味で 目立たない木です。ほとんど誰にも関心を払 われず雑木林の端に茂っています。 ところが晩夏、小さな桜貝のような蕾が開く とより一層淡いピンク色の花に変わります。 …

ムクゲ(花)

早朝、歩き始めるとこの時期一番多く目にす る花木はムクゲです。 南国でよく目にするハイビスカスと同じアオ イ科の植物なのでムクゲも夏が大好きなので しょう、朝から生き生きしています。 ムクゲの花はバラエティに富んでおり、色も 様々一重咲きも八重…

リョウブ(花)

昨年はたくさんの花が咲いたリョウブが、今 年はほとんど花をつけずに終わろうとしてい ます。 最初は花が咲くのが遅れているだけかと思っ ていたのですが、待てど暮らせど咲き始める 気配がなくとうとう8月が見えてきました。 昨年たくさん花をつけた木を…

ブドウ(実)

春に小さな花をつけていたブドウが、このと ころの暑さでだいぶ房が大きくなりました。 まだ若いのでこれからどんな色に変わるのか わかりませんが、だいぶブドウらしくなって きました。 このブドウの木は道路の横に無造作に植えら れているだけで誰かが、…

ウワミズザクラ(実)

このところ戻り梅雨のような天気が続いてう んざりしています。 ウワミズザクラの花が咲いていた頃は雨が降 らなくて困っていたのに先日は、この辺りで は珍しいザーザー降り。草木は生き返ったよ うに雨に濡れています。 湿潤な気候を好むウワミズザクラは…

ノウゼンカズラ(花)

家の周囲のあちらこちらでノウゼンカズラの 花が、目につくようになりました。 鮮やかな色と大きな花はどこかエキゾチック で新しい花なのかと思っていましたが、意外 と古くからあり、中国原産のものが平安時代 には入ってきているそうです。近年はアメリ …

マサキ(花)

朝日が当たったマサキの花は、小さいながら も特徴あるフォルムがなんともいえない可愛 らしさを醸し出す花です。 梅雨は明けたはずなのにジトジトした天気が 続いています。何年かに1回はこのようなス ッキリしない夏になってしまうのがこの地方 の特徴。…

ヒメコウゾ(実)

雑木林の林縁を歩いているとヒメコウゾの実 が、赤く熟れてきたのが目に入ります。 朱色の実はモミジイチゴの実に良く似ていま すが、モミジイチゴとは葉の形が違うので種 類が異なることがすぐ判別出来ます。 ヒメコウゾの実は食べることが出来ますが、 雌…

ネムノキ(花)

木々の中で目覚めるのが遅いネムノキは、こ の辺りでは6月ごろからやっと葉を茂らせま す。 他の木々がほとんど成長が落ち着いて青々と した葉を茂らせているのにチョボチョボと小 さな新芽を出している様子は、何処か寝坊し てバツが悪そう。 元来ネムノキ…

ナツツバキ(花)

いつもは梅雨の間に咲くナツツバキの花が、 今年は梅雨が明けてから咲いています。 名前にツバキとつきますが、ナツツバキの花 びらは、ツバキに比べるとだいぶ薄く繊細で す。おまけに一日花のため次の日には花ごと ポトリと落ちてしまいます。しかし、気温…

クチナシ(花)

そろそろオモダカの芽が出ただろうか、と思 っていつもとは反対側の田んぼへ向かいまし た。 昨年オモダカの花を見た田んぼに着くと、こ のところの暑さで田んぼは干上がっており、 オモダカは影も形もありません。8月になっ たらまた来よう!と淡い期待を…

ムラサキシキブ(花)

本来ならムラサキシキブの花は、梅雨明け頃 から咲き始めます。ところが、今年は梅雨明 け早かったため順序が逆にになり今、追いか けるように咲き始めています。 淡い紫色の小花の塊がたくさんついた木は少 し日陰の雑木林の縁でよく見られ、思いのほ か強…

ビワ(実)

田んぼの真ん中に大きなビワの木がありま す。 ここの田んぼは家から少し遠いのですが1 区画が大きく空が広々としているので時々 訪ねます。ビワの木はゴーゴーと音を立て て流れる用水路の側らにあって5月頃から 青い実をつけていました。 記録的な短い梅…

マタタビ(花)

突然梅雨寒が終わり、不快な蒸し暑い空気に 覆われる日々が始まりました。 ベタベタした空気は人間には苦痛でも、斑に 白くなった葉の陰で丸い小さな蕾をつけてい たマタタビには待っていた季節のようで一斉 に開花し始めました。 マタタビの葉が開花時期の…

ウメモドキ(花)

ウメモドキは秋から冬に真っ赤な実をたくさ んつける落葉低木です。 真っ赤な実は葉が落ちてもしばらく枝に残っ ており、冬の風景を鮮やかに彩っています。 ところが、私は毎年この木の花を見そびれて おり、青い実がなりはじめた頃に今年も花を 見られなか…

テイカカズラ(花)

暖かい地方では初夏に盛りを迎えるテイカカ ズラの花が、ようやくこの辺りでも盛りとな りました。 すぐ近くのお宅の生け垣となっているテイカ カズラは、庭の南側を一面に覆って目隠しに なっています。私の身長より高い生け垣のた め、中の庭の様子はほと…

バラ(花)

今年は庭のバラが思っていたよりたくさん咲 きました。 蕾が膨らみだす5月に雨が少なく半ばあきら めていたにもかかわらず、大輪の花を次々と 開いています。春先に施した肥料が効いたの かもしれません。近所ではガーデン雑誌から 抜け出てきたようなバラ…

ヤマアジサイ(花)

昨年ヤマアジサイを挿し木をして株分けしま した。挿し木は上手く根付いて今年は、もう 花をつけています。 これまで植えていた場所は、ヤマアジサイに とってはちょっと日当たりが良過ぎたようで したのでハナミズキの足元の日陰になる所に 植えてみました…

ユスラウメ(実)

梅雨の晴れ間をぬって庭のユスラウメとウメ の収穫をしました。 ウメは昨年生りすぎたためと花時が、かなり 寒かったため壊滅的で全部で10粒ほどしか採 れませんでした。一方、ユスラウメは途中た くさん実が落ちたにもかかわらず結構収穫出 来ました。 熟し…

ヤマグワ(実)

今年もヤマグワが実る季節が来ました。 もう誰もこの実を採って食べる人はいないた め、あきれるほどたくさんなった実は鳥が食 べる以外道一面に落ちているだけです。この 辺りにどれくらいの鳥が生息しているのかわ かりませんが、食べきれないほどたくさん…

カキ(雌花)

大半の木々がもうほとんど深い緑色の葉に変 わった頃、カキは一足遅れて若々しい黄緑色 の葉を大きく広げます。カキの葉は1枚1枚 が比較的大きく、丁度子供がお絵描きで葉っ ぱの絵を描く時のような単純な葉の形をして います。そして大きく広がった葉の付…

ウグイスカグラ(実)

挿し木をして庭で育てているウグイスカグラ は、小さいながらも順調に育っています。 昨年挿し木をしたばかりなのに花後、早々に 実をつけたと思ったらあっという間に鳥たち に食べられてしまい写真が撮れず残念な想い までしました。仕方がないので親株の木…

バイカウツギ(花)

鬱陶しい梅雨空が続いていてもバイカウツギ の白い花を見つけるとなぜか清々しく心が晴 れるような気持ちになります。 バイカウツギは、ウツギの中では比較的大き めの花をつけます。名前の通りウメの花の形 に似た丸い花弁の花をつけますが、ウメの何 倍も…