テイカカズラ(花)
暖かい地方では初夏に盛りを迎えるテイカカ
ズラの花が、ようやくこの辺りでも盛りとな
りました。
すぐ近くのお宅の生け垣となっているテイカ
カズラは、庭の南側を一面に覆って目隠しに
なっています。私の身長より高い生け垣のた
め、中の庭の様子はほとんど通りからは見え
ません。そのため、このツル性常緑低木の根
元がどこにあるのか、1本の株なのかそれと
も複数の株なのかもうかがい知ることが出来
ません。びっしりとからみ合ったツルは、た
くさんの葉を茂らせ、これまたたくさんの花
を咲かせています。花は、まとわりつくよう
な甘い香りを漂わせ気温が高いと益々強く香
ります。
ズラ属です。確かにこれから最盛期を迎える
キョウチクトウの花に形はそっくりです。蕾
の時は閉じたパラソルのようで、開くとプロ
ペラのように少し花弁が斜めにねじれている
ところまで良く似ています。常緑低木のため
寒さに弱いのかな?と思っていましたが、案
外平気で北海道南部までは大丈夫とのこと。
バニラの実と同じようにサヤの中に種をつけ
るそうなので秋になったら是非見てみたいも
のです。