淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

スモークツリー(花)

この辺りでよく植えているスモークツリーの 木は、赤系の葉と緑系の葉を持つ2種類があ ります。 赤系の葉の花は、花も赤味を帯びた煙のよう な花で、緑系の葉の葉は、少し黄色っぽい煙 のような花が咲きます。 初めて花屋さんで売られているのを見たスモ ー…

ヒルガオ(花)

今年もヒルガオの花が咲き始めました。 暖かい地方に住む方の周囲ではとっくに咲い ていることでしょうが、この辺りではようや くです。桃色の花はいつ見ても優し気です。 ヒルガオは、日本原産の植物でアサガオが中 国から遣唐使によって持ち帰られた花だと…

ウメ(花梅・実)

春に愛らしい花をつけたハナウメが今年はた くさんの実をつけました。 雨上がりの西日の射す中、ハシゴをかけてな んとか全部、収穫して計ると10㎏以上ありま した。植えてからこれまでこんなに採れたこ とはありません。これまではせいぜい採れて 2~3㎏…

ムラサキツメクサ(花)

5月から野原や空き地など至る所で目にした ムラサキツメクサもそろそろお終いの季節が 近づきました。 毎年5月から6月は、私の生活も色々とやる ことが満載でせわしない毎日が続きます。 冬の間に出来ないことが、一斉に押し寄せて 来るからです。その上…

ヒメシャラ(花)

「今年も咲かないみたいだね」と家族で話し ていたヒメシャラの花が梅雨入り直前から次 々と咲き出しました。 この木は、庭の東側にありますが、ある年、 突然勝手に生えてきたそうです。 その頃、私は、まだ別の場所に住んでおり、 久しぶりに両親の家を尋…

オカトラノオ(花)

オカトラノオも最近すっかり数を減らして いる野草です。 本来なら、群生して花の穂先を同じ方向へ揃 えて風になびいている姿が涼しげなのですが 今はせいぜい2,3輪がかたまって所々で見 かけるだけです。 私の住む地域は、標高100mくらいの山を造 成し…

ヤマグワ(実)

この時期、山道を歩いていると地面が黒く汚 れている場所があります。 その場所に立って、上を見上げるとそこには 大抵赤から黒く熟したクワの実を見つけるこ とが出来ます。 クワは、皆さんご存じのように葉はカイコの 餌になる木ですが、ヤマグワは、養蚕…

ラベンダー(花)

丸一日たっぷりと雨が降った次の日、雨が上 がると蕾だったラベンダーの花があちらこち らで一斉に咲き出しました。 街路樹の足元に植えられたラベンダーは、離 れていると紫色が、煙っているように見えま す。でも、近づいて見れば小さな花がバトン のよう…

クリ(花)

今年もクリの花が咲き始めました。 フワフワの尻尾のような花は、雄花です。 昔は、それを知らずにあのフワフワがどうや って丸い実になるのだろう?と思っていたの ですが、丸くなる実の元、つまり雌花は実は 別に存在しているのです。 知ってしまえば当然…

ミツバチ

谷川沿いを歩いていても汗ばむようになりま した。朝の早い時間でも少し歩けばすぐにジ ワっと汗が滲んできます。 水の流れる音とホトトギスの力強い鳴き声を 聞きながらもうすぐ夏だなぁと思います。 しばらく歩くとどこからともなくブーンとい う羽音がす…

ホタルブクロ(花)

このところ朝は雨が降っていることが多くな りました。9時頃になると気温が上がって晴 れてくるのですが、今度は、朝降った雨が水 蒸気に変わり、蒸し暑くなります。 少し前から道端のガードレール沿いではホタ ルブクロの花が、次々と咲き出しています。 …

マタタビ(花)

マタタビは、ツル性の植物で日当たりの良い 場所を目指して上へ上へと伸びるため花も高 い所に咲くことが多いです。 花の時期が近づくと葉の一部が白く変化する ため、遠くからでもあそこにマタタビがある とわかるのですが、写真を撮るには高過ぎて たいて…

ユキノシタ(花)

昨年の今ごろは、乾燥した日々が続いていま した。そのため、ほとんどユキノシタの花を 目にすることがなく終わりました。その後、 梅雨の後半は雨が降ったので干ばつにはなら ずにすみましたが。 今年は、これまで適度に雨が降っているせい か、湿った場所…

モミジイチゴ(実)

モミジイチゴ、別名キイチゴの実が実りま した。 オレンジ色の実は、摘むとホロホロと崩れて しまうほど繊細です。 子供の頃は、それが面白くてたいして食べ応 えがないのに飽きずに摘んでは口に運んでい ました。洗った方がいいのかな?と思って蛇 口の下へ…

ノアザミ(花)

今年もノアザミの季節となりました。 例年ならそろそろこの地方も梅雨入りする頃 ですが、今年は少し遅れているようです。 今冬は、積雪が多く寒い日が続いたため水不 足の心配はないと思いますが、ほどほどに雨 も降らないと困ります。 梅雨入り宣言はまだ…

スイカズラ(花)

スイカズラは、日本中の山野で見られるツル 性植物です。この辺りでは5月下旬から6月 にかけて花を咲かせています。 咲き始めは純白の花が、日が経つにつれて黄 色味を帯びて新しい花と一緒に咲いている様 子を金と銀になぞらえて金銀花という別名も 持っ…

ムシトリナデシコ(花)

ムシトリナデシコの花は、たくさんの花が集 まって出来ています。花の付け根の茎はベタ ベタしていてこれが花の名前の由来となって いますが、実際には虫を捕獲して食べたりす ることはありません。ベタベタの粘着力も弱 く大抵の虫なら逃げてしまえる程度の…

ジューンベリー(実)

今年はジューンベリーが熟すのが早いよう です。どこの家の木も実が赤く色付いてい ます。 4月下旬に白い花を咲かせ、2ヵ月経たない うちにもう色付いた実と青い実が混在してい ます。花の頃は、一枚も無かった葉はたっぷ りと木全体を覆っており、葉陰か…

ハマナス(花)

今年のハマナスは、開花が早かったです。 田んぼに下りて行く途中の家の庭先と裏庭に それぞれ1本ずつ植わっているのを毎年、見 ているのですが、両方とももうほぼ終わりで す。 花数は、昨年の倍以上で大豊作でしたが、果 たして、このうち実がなるのはど…

オリーブ(花)

少し前、オリーブの花が咲いているのを初め て見ました。 オリーブは、地中海沿岸が原産の常緑樹のた め、私の住む北国では育たないと思っていま したが、最近は庭に植えているお宅をよく見 かけます。葉の形は品種によって様々ですが 質感はちょっと同じ地…

ノイバラ(花)

6月は、雨の季節で季節の花は、アジサイな のかもしれませんが、私の住む地域はようや くバラの季節を迎えました。 どこの庭でも豪華なバラの花が、色とりどり に咲き誇っています。 ノイバラは、この辺りの日当たりの良い野原 や道端でよく見かける野生の…

ヤマボウシ(紅花)

ヤマボウシの花が、山肌を彩る季節となりま した。 普通、雑木林で見かける野生のヤマボウシは 白い花です。ところが、最近住宅街でピンク 色の花のヤマボウシをよく見るようになりま した。 この辺りでは、庭木としてもヤマボウ シを植えている家が多いので…

クロタネソウ(花)

ついこの間まで小さな苗だったクロタネソウ が、花を咲かせ種を付け始めました。 秋に種を蒔き、冬の間は5㎝ほどしかない苗 は、雪が積もってじっと耐えて枯れることは ありません。 葉も茎もか細いのにこの強さは どこに潜んでいるのだろう?といつも不思…

スギナ

日中どんなに暑くなろうと、明け方はグッと 冷え込むためあぜ道の草はしっとりと濡れて います。 道の脇には自然と出来た小高い丘がいくつも あって朝日が当たってキラキラと輝いて見え ます。近づいてみるとそこは一面スギナに覆 われているのです。 ミニチ…

ツクバネ(雌花)

昨年の初冬、池の側で見つけたツクバネの木 を見ると枝の先端に花が咲いていました。 ツクバネは、雌雄異株の落葉低木で私の見つ けた木は、実のなる木なので当然花も雌花で す。花と言っても葉と同じ緑色で、良く見な ければ花とは思えないような目立たない…

アヤメ(花)

この時期、私の住む地域では田んぼのあぜ道 を歩くと、至る所にアヤメの花を見ることが 出来ます。 アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの花はい づれもアヤメ科の植物で花が似ているため見 分けるのが難しい花です。「いづれアヤメか カキツバタ」と慣用句に…

エゴノキ(花)

今の時期、雑木林の至る所ではエゴノキの花 を見ることが出来ます。 白い小さな花は、鈴なりに咲き、薄暗い林の 中でそこだけ淡く発光しているように見えま す。 エゴノキの足元は、先に咲いた花が散り敷い ており、しばらく立って見ている間にも雫が 落ちる…

マムシグサ(花)

雑木林の中はすっかり木々の葉で覆われて薄 暗くなりました。 どこにこの緑は隠れていたのだろう?と思う ほどたくさんの緑で埋め尽くされた空間は冬 の明るい林とは別世界です。 この時期、湿っぽい緑のグラデーションを注 意深く見て歩くと、奇妙な形の花…

ヤブデマリ(花)

今年は、ヤブデマリの花もあっという間に終 わりになりました。 ガクアジサイによく似た花は、谷筋のあちら こちらで見られ、朝日を受けて咲く姿は大変 清々しいものです。 たいては、少し薄暗い木々の間に挟まるよう に咲いているヤブデマリですが、この木…

ハハコグサ(花)

ハハコグサは、祖母が好きな花だった、と よく母が話しています。 祖母は、若い頃は東京で看護師として働き 結婚してからはお産婆さんとして働きなが ら一男七女を育てた人です。小さな体でど こにそんなパワーがあったのだろう?と思 うほど働きづめの人で…