シンビジューム
そろそろ、各地でらん展が開催される季節が
近づいてきました。
最も有名なのは東京ドームで開催される
世界らん展でしょうか?
洋蘭は花の女王とよく聞きますが、昔、育てて
みて本当にそう思いました。
大昔、母が、友人からシンビジウムを頂いた
ことがありました。
きれいに花が咲いていたのは頂いた年だけで
その後、毎年葉が茂るばかりで全く花が
咲きませんでした。
昔のシンビジュームは大型の鉢が多かったので
1鉢でもかなり場所ふさぎな植物でした。
おまけに、元々は熱帯地方原産の植物ですから
冬から春は家の中に入れてあげなければならず
やっぱり洋ランはお金持ちの趣味なのね~と
言われながら玄関の片隅にまた数年放置。
ある年、とうとう私が園芸の本を参考にダメで
元々、おしまいにしようと世話してみることに
しました。
春と秋は水やりと肥料、夏は日よけと風通し、
冬は水やりと日光浴。
本当に手がかかり気が抜けませんでした。
1年目はほんの少しだけ花がつきました。
花芽と葉芽の見分けに間違えて花芽を取って
しまったりと失敗も数知れず。。。
2年目に花芽がたくさんついてきたのを見た
時は本当に嬉しかったです。
3年目、苦労が報われて100個以上の花が咲き
ました。写真はこの時撮ったものです。
その後、私が忙しくなってお世話が出来なく
なり、また株は衰退してしまいました。
らん展の様子を見ると花はもちろん素晴らしい
のですが、咲かせている人々の苦労は並大抵
ではないと知ってしまっただけに軽い気持ちで
見に行く気にはなれないのです。