ガーベラ(黄)
お彼岸の中日なのにものすごい風が吹いて
います。
我が家にはお仏壇はありません。
父も母もたくさんの兄弟姉妹の中の下の方
なのでご先祖様を受け継ぐ係は免除されて
いるようです。
特定の宗教も信仰していないので小さな神棚と
その下に父方の祖父の写真が飾ってあるだけ
です。
毎朝朝食前に家族それぞれが準備が出来たら
手を合わせて1日の無事をお願いします。
お彼岸やお盆の時は生花と果物をお供えし、
たまに頂き物があるとお供えしてからお下がり
を頂くという方法で過ごしてきました。
お供えの花はたいてい母が選んできますが、
今回選んだ色合いがひときわ地味な色合わせ
だったので横に並んでいた洋花から私が黄色い
ガーベラを加えることを提案しました。
せっかく春になったのだから祖父にも明るい花
で春が来たことを伝えたかったのです。
亡くなった人にお供えする花が地味じゃないと
いけないという決まりはないと思ったので。
80年以上前に亡くなって会ったこともない祖父
です。もう賑やかな花をたくさん飾っても
時効ですよね、そんなことを思いながら黄色い
ガーベラを加えてしまったのです。