オオキンケイギク(花)
そろそろオオキンケイギクの花も終わりに
近づきました。
特定外来生物に指定されているせいか蕾が
出てきた時期に一度大掛かりに刈り取りが
行われましたが、それにも負けずに今年も
あちこちで大量の花を咲かせています。
明治時代に観賞用、緑化用として人間が持ち
込んだはずなのに、今は敵視されて駆除の
対象となっています。
この輝くような黄色の花を2,3本部屋に活け
ただけで周囲がパーッと明るくなります。
大量にあるもの、丈夫なものが嫌われるのは
世の常とはいえ、なんだか納得がいかない私
は、シーズンが始まるとこっそり1回は摘ん
で来て、部屋の仄暗い場所に活けて楽しみ
ます。
母が子供の頃は、勲章花といって胸に飾って
遊んだそうです。 日本が戦争をしていた時代
の話です。
目まぐるしく変わる価値観に翻弄されるのは
花だけではありません。未来の自分を助ける
のは今の自分です。他者に依存せず、自分に
力をつけなければ、とこの花を見て思うの
です。