ムラサキハナナ(花)
住宅街の下にあるシダレザクラを見に行こう
と母と坂道を下っていると通りの向こう側に
紫色の花がたくさん見えました。
向こう側には歩道がないので普段はあまり歩
かないのですが、ひっきりなしに来る車がよ
うやく途切れるのを待って近づいて見るとそ
の紫色の集団はムラサキハナナでした。
以前住んでいた場所では春の道端で普通に見
られた花でしたが、このあたりではあまり見
かけず久しぶりの対面に嬉しくなりました。
ムラサキハナナは、植物学的にはオオアラセ
イトウという名前だそうですが、一般的には
ムラサキハナナと呼ばれています。たまにシ
ョカツサイ(諸葛菜)と呼ばれる方もいます
の植物を戦場での食料として広めたことにち
なんでいるとのことです。
ムラサキハナナは、アブラナ科で菜の花と同
じように野菜として食べることも出来、種か
らは油も採取出来るそうです。日本では江戸
時代頃、輸入され栽培されていたものが野生
化して今に至るようですが、油まで取れると
は全く知りませんでした。
花が終わって種が出来る頃になったら、もう
一度訪ねて庭の隅に蒔いてみようかなぁと思
っています。