イタヤカエデ(花)
秋に見事な黄葉を見せて散って行ったイタヤ
カエデに新しい葉が、芽吹いて来ました。
葉はまだ広がっておらず皺くちゃですが、花
は早速開き始めています。
大きなイタヤカエデの木は、かなりの高木で
橋の上にいる私の位置から見ると根は遥か下
にあります。でも、花がついた枝は丁度橋の
上に立つ私の横に位置して咲いている様子が
よく見えます。
イタヤカエデは、日本のカエデの仲間の中で
は最も大きく成長する種類だそうです。成長
するスピードも早く巨木になり易いため木材
として利用されることも多く、葉が大きく密
に茂るため雨宿りに適した木とも言われてい
ます。確かに橋を渡ってグルっと回ってこの
木の下に降りると夏は鬱蒼と茂った葉の下は
暗くて光も通さない感じです。
秋に黄葉した葉がハラハラと散っていく様子
は何とも言えない寂しさがありましたが、裸
木に浅黄色の芽が吹いて来る様子を見るとワ
クワクと心弾みます。イタヤカエデの木自体
は冬もずっとそこにあったのに思わずおかえ
り!と声をかけたくなります。
春は、懐かし友達たちが次々と帰って来る嬉
しい季節でもあります。