シュンラン(花)
今年も庭のシュンランが咲き始めました。
母は、今年は花の数が少ないと嘆いています
が、それでも10個ほどの花がついています。
私はそれくらい咲けば十分では?と思うので
すが、たくさんあることは何事も良いことだ
と信じているようです。
雑木林でもよく探せば、野生のシュンランを
見つけることが出来ます。野生のシュンラン
は、庭で育てているものに比べると株もコン
パクトで花は一株にせいぜい2、3輪ついて
いれば良い方です。でも何とも言えない野趣
に富んだ風情があってそれはそれで美しいと
思います。
ランの花は栽培の難しさと希少性からお金持
ちの道楽と思われている節がありますが、日
本のシュンランは環境さえ守られていればそ
れほど珍しい存在ではありません。フカフカ
の落ち葉が積もった雑木林があれば、そこに
は不思議とシュンランが咲くようになるので
す。西洋ランのように温室も必要ありません
し、たくさんの肥料も必要としません。
シュンランの緑色の花を見ているとそもそも
この花は目立とうなんてこれぽっちも思って
いないのだ、ということに気付かされるので
す。