白梅(蕾)
関東の方では河津桜の花が咲き出したという
ニュースを耳にしましたが、ここはまだ梅の
花すら硬い蕾のままです。
小さな梅の蕾は梅仁丹を思い出させます。
思い出してみれば、仁丹とか肝油とか昔も
今でいうサプリメントのようなものはあった
のですね。
私が通っていた幼稚園では10時頃になると
肝油をおやつ代わりに配りました。
たった1粒ずつ食べるのですが、そのための歌
まであって大真面目に毎日歌っていました。
肝油は元々身体には良いけど魚の生臭さが
ひどかったそうです。それを改良して食べ易く
したものが昭和時代の幼稚園や小学校で取り
入れられていたと後に知りました。
私自身はそれほど美味しいと思っていたわけ
ではありませんが、食感はジェリービーンズ
みたいなものでした。ビタミンAやビタミンD
を含み少し甘くて確かに子供には食べ易い味
だったと思います。
先日ネットオークションでこの肝油の入って
いた缶が出品されていて驚きました。
いつも先生が大事に管理していた肝油の缶に
ネットの世界で再会するなんて人生死ぬまで
何があるかわからないとはこのことです。
梅の蕾から全く関係ない話に脱線してしまい
したが、過去と現在が交錯した昔話でした。